2011年05月08日

原発を安全にするには

 管総理の中部電力への浜岡原発停止要請で、ようやく政治的な方向性が示されたので、安全な原発について、素人なりの理解をまとめさせて頂いたのでここに掲載しておくことにする。根拠とした文献については、いずれリンクを貼るつもりだが、いずれもこのBlogの過去記事にあるので、それ迄の間、気になる方は、過去記事を一通りお読み頂ければ有難い。投稿の時期により若干、立ち位置に変化はあるが、「原発は安全」と言い続けていく以外行動をして来なかった行政と事業者の姿勢には以前より疑問を抱いていたし、それに変化はない。同時に、「原発反対」との立ち位置の行動にも説得性が乏しく感じていたことも変わらなかった。ただ、原発は安全に運営出来ないなら廃止が当然であり、その条件を明確にして行くこそ今必要だと、より強く思う様になった。ここに組織、共同体としての日本の真価が問われる鍵があるのではと思い、今時点の考えを投稿させて頂いたが、場合により事実認識に誤りや誤った情報で判断してしまっている可能性は残る。もし、そういうことがあれば、ご指摘は有難い。ただ、立ち位置の差をディベート的に語り合うことは好きでないし不毛と思うので受けることはないので予め御了承願いたい。

安全な原発は安全な組織運営から

 先ずは、今の組織が原子力利用を行なう上での問題に触れて おこう。 物理的に安全に活用出来る技術と活用手順が見出せたとしても、 組織に問題があっては初めから利用を考えるべきでないからだ。  これ迄のはっきり言って「原発は安全」は歴代政権が踏襲して 来た、最初に「現存の原発利用有りき」という既成事実に基づく 目的論的決定事項を方便で正当化する為の「魔除け札」として 異口同音で組織的に言い続けた魔法の言葉であった。そして、 それを正当化する為、その不当性を指摘され兼ねない対策はしない ことを本則としてしまうし、組織として安全だと言っている以上、 それ以上の事態に対する対策を考える体制等どこにもあり得ない。 それが組織というものである。恐らくは東電の中にも今日の事態を 危惧し対策の機会を窺っていたいた方も少なからずいらしたものと 思う(信じたい)が、そんな組織の常識から反乱分子とのレッテルを 張られ兼ねず、あからさまな言動が出来なかったことだろう。 これは、分野別で縦割りになっている行政でも同じで通商産業省が 「魔除け札」の危険性を口にすることは組織の目的から有り得ない ことなのである。

 原子力の利用を考えるなら、先ず最初に原子力行政そのものの 見直しを第一義とすべきであろう。そして、その前提として、 今日迄の組織がどの様に活動し決定を下してきたのか、東電は その決定に対しどの様に対応し、また、影響を与えてきたのかを 徹底的に調査すべきであろう。それなくして、今後の組織の在り方 について議論することすら出来ない。立ち位置によっては、誠に 腹立たしいことだろうが責任追及の為ではない。あくまで問題点を はっきりさせ、今後に生かす為にである。場合により当初より 刑事責任は免責して取組む価値すらある最も重要なことであろう。  但し、現実を直視する個となく既存の枠組みで解決を図ろうと する組織と責任者は、その限りではないだろう。原子力利用に 携わる資格はない。お望み通り、既存の法律に従い、全責任を 果たして頂き罪を償って頂きたい。業務上過失致死罪だけなら よいが、未必の故意さえ問われ兼ねない状況は整っている。

緊急停止後の猶予時間の誤算

 今回の東電福島第一原発は沸騰式軽水炉と言い原子炉内の水を 直接沸騰させてその高熱高圧の蒸気を隣接した建物にある発電機の タービンに送り先にある復水器でその蒸気を冷却、水蒸気を水に 戻し気圧を下げることで発生する圧力差を動力として使いタービン の回転エネルギーとし発電する目的に忠実に設計された構造である。  その為、原子炉の上部には常に気体となった高温の水蒸気が充満 しており、水蒸気が逃げ圧力が下がると水位が低下し、燃料棒が 水面から露出し、水による直接冷却が出来なくなり、燃料棒温度が 上昇し、その被覆管が高温の水蒸気と反応し水分子の酸素が 被覆管金属と反応し破損すると同時に代わりに水素ガス発生を 引起す可能性を秘めていた訳である。  このことを知らなかったのは一般市民であり、行政側も東電側も 技術的には既知の内容であったことが大きな問題であった。今と なっては原子炉に貼っていたであろう「原発は安全」という 魔除け札の効能がなかったと言うよりそれが逆に仇になったと言う 事実が残っただけのことである。  この化学反応は、気体部分の水分子から酸素を奪うことで 水素分子1つに置換わるだけだが、水素は沸点が絶対0度に近い 気体なので冷やしても原子炉液体になることはないし水素は水に 溶けにく気体でもあるだけ炉内を水で満たすことを困難にして しまったものと推察する。

 さて、安全な原発であれば、先ずベントと言っている炉内の 気体を抜く作業以外に気圧が下がり燃料棒が露出する仕組みで あってはならない。地震如きで配管が破れて気圧が下がる構造で あっては、少なくともこの日本で安全な原子炉設備とは言えない。 これについては、諸論あるものの、大きな破損は概ね起きなかった 様で判定は「不可」であるものの今日迄、最悪の状態に至らずに 済んでいることだけは、きちんと評価しよう。

 しかし原子炉の安全性と言う面で今回問題だったのは、停止後 単体でそう長くは安全を保てないことである。原子炉の緊急停止で は問題なくとも、停止後の燃料棒内に溜まった余熱と燃料棒管内に 封込めた核分裂で発生した放射性物質の自然崩壊エネルギーが熱と なり炉内温度上昇が継続し設計を上回る温度と圧力の上昇が急速に 進み数日で限界に達するということである。

 この一点が解決出来なければ、原発は安全とはとても言えない。 解決案は色々と考えられるので、将来のある時点においては恒久的 な安全性を確保出来るだろう。

  1.  原子炉強度を充分なものにすると同時に容量を大幅に増やし 崩壊熱による炉内温度上昇で原子炉破損が起きない様にする。  単独で最低1カ月は安全である必要がある。重水を使うことで 沸点を上げることも有効かもしれないが、加圧水型が配管の 行程を短縮する上で結果としてより有効となるだろう。
  2.  原子炉周囲を2重にし、緊急時には、そこに真水を注水し自然 蒸発で冷却出来る様にする。20日以上冷却の手が打てないことが 判った場合に活用する。直接水の気化熱で放熱出来るので 安全運転破綻時には最後の砦としてとても有効と考える。  この仕組みは、直接原子炉外壁の一部を直接囲む形としたもの であるので、そこに放射性物質があれば、蒸気と共に周辺環境に 放出されることになるが、ベントに比べれば継続的に人工放射性 物質を放出する危険性がない。同時に原子炉と異なり排出する 蒸気は開口部からの自然解放となる為、送水圧力も低くいもので 済む。場合により高台のタンクからの配管またはホースによる 給水で対応出来る。  これは「破綻冷却層」とでも言っておこう。通常運転中は気圧 を1気圧未満になる様にコンプレッサで気圧を自動調整するが、 適切な閾値を超えた場合建屋上部の配管の弁が機械的に自然解放 される様にする。注水初期には水が急激に蒸発する水蒸気爆発に 近いものが層内で発生するので、配管を含めそれに耐える強度と 構造とする必要がある。
  3.  冷却電源として原子炉の余熱を活用しない手はないだろう。 原子炉周囲に同様に冷却電源分の小型発電器を備えることも 有効な対策であろう。小型タービンでも良いだろうが、熱伝導 発電素子という選択肢もある。
  4.  冷却電源を確保するということは当然原子炉の周囲に冷却装置 を備えるということでもある。水を通す配管を原子炉とは非接触 で回し、緊急停止と同時に注水、配管と原子炉はヒートパイプで 繋ぎ、屋上冷却塔の間を自然循環とスクリューポンプによる補助 的な強制循環で放熱する。当然、屋上には冷却塔周辺との温度差 を活用した非常用発電の仕組みを備えることも出来るだろう。
  5.  この冷却設備とは別に、外部電源供給で安定的に管理冷却可能 な冷却設備も当然必要である。通常定期点検停止の原子炉冷却は これを併用することにする。但し、これを起動しなかった時には 「破綻冷却層」の機能が点検時にも自動的に起動するわけだ。  訓練や点検として「破綻冷却層」の起動を事前通知せずに、 原子炉建屋屋上から蒸気の白煙が上がれば、想定外のことが 起きたということになるので、運転異常を隠すことが今後は、 まったく出来なくなるし、周辺住民は、それを合図に緊急避難を することが出来る。放出され得る放射性物質は想定内であれば 長年の運転で層内に付着した極めて微量のもののみでありベント の比ではない。
  6.  以上の冷却設備を複数系統設けそのいくつかが機能しなくとも 充分な機能を果たす様にする。
  7.  燃料棒の被覆管はセラミックと金属の複合構造として、金属を 直接露出しないものにする。最初から酸化しない素材で作ること が、当然のことである。
  8.  でも、想定の出来事で被覆管が破れ、中の核燃料ペレットが 散乱した場合には原子炉内で分散し、小セル内に収まる様に炉の 底面を改良する。炉心溶融による発熱も無くすことが出来る。
  9.  もう、皆様当然と思っていることだろうが、今回は水素爆発に より、大量の人工放射性物質を大気中に大量且つ広域にばら撒い てしまった。その際の水素供給元は新たな水の供給がとまった 核燃料保管プールであった。  このプールだけでも別の場所に分離保管していたら、かなり、 状況は変わっていたのではないだろうか。原子炉建屋内の プールに保管することは一時的なものとすべきで、その量も、 上限を設けるべきである。  現状のプールであっても数本程度であれば問題なかっただろう し、定期点検中の以前崩壊熱が発生している現用燃料の保管場所 が、原子炉同等に閉鎖された堅固なものなら危険性は相当に低い ものと出来る。
  10.  原子炉内の情報もネットでリアルタイム公開し、異常データ
直接緊急避難情報として80km圏内の住民に伝わる様にしておく。
当然、その情報が途絶えた場合にも異常データの扱いとする。

 人を介して報告し、上司の決裁をを経てから書面をを作って 発表する体質の組織が、周辺住民に信じられることはない。

環境放射線量が判らない

 日本の原子力事故で初の大量な人工放射性物質の放出だったこと もあるが、居住地区周辺の空間放射線量すら判らない状態では当然 不安によるパニックが発生する。きめ細かな測定とリアルタイムの 情報公開が、住民同意の前提である。

  1.  自治体として原子力利用設備の存在を是認するらば、きめ細 かな放射線管理ポストの設置と公開を助成金で実施しておくべき であった。それを住民サービスと称した箱物建設と維持に使う 思慮のなさは、自治体の行政と議会に携わる方は猛省する必要 がある。同時に一般住民も、そのことを要求せずに不安がって いたという事実を知った今は、自ら無知であったことを認め 正しい投資を自治体に求めよう。
  2.  放射線量測定ポストの設置では、定点での継続測定値から、 異常な放射線上昇の把握が出来るものの、そこから離れた 物体や、建物の影、溝の中から放射されている放射線の存在を 調べることが出来ない。ガイガーカウンター程度は最小単位の 住民組織である町内会に1台以上は配布すべきであろう。それ により、居住地域内の気味細かいチェックが可能になるし、 何よりも住民が日常被爆放射線量を認識出来るという啓蒙にも なる。見えないから、怖いから、嫌だ。という住民に認めて 頂くことは不可能でしょう。目で見て判断する国民の認めた 原子力利用施設での事故であれば、海外の風評被害もかなり 低減出来たはずである。保険と考えればそんなコストは安い ものだ。

事故時の非難行動を明確に

  1.  事故が起こってから非難指示を出しても既に遅い。それより 人工放射性物質放出の可能性のある事象が発生した場合には、 即時、機械的に緊急避難情報を出し、@80km以遠への移動避難 A核シェルタへの避難、B屋内退避対応に入る様に決めておく べきである。
  2.  核シェルタは核戦争の為だけのものではない。原子力施設の 事故でも事故発生直後の1週間でも適切に避難出来て、被爆を 免れることが出来れば、その後の汚染地域での活動時間制約を 大幅に減らせる。今回の避難で避難不能の住人や取り残される 場合もあることが理解出来たものと思う。そういう人を一時 避難させる場所として、助成を受けている自治体は建設すべき だろう。
  3.  避難区域は、避難経路を含め決める必要がある。施設のある 沿岸部にしか避難経路がない場合には迂回ルートを早急に計画 設置すべきだ。もし、それが出来ないのであれば、住民の転居 も含めて条件を提示すべきであろう。
  4.  避難予定区域はあらゆる気象状態をシュミレィトして予め、 最大距離で決定しておくべきである。確率でいうと一般に風は 偏西風で西に流れるし、夏は南風が多なり、冬は北風が多い。 晴れた日中は海風、日没後は山風、川沿いの風も吹くし低気圧 や台風通過時には不定とも言える。でも、日本には気象庁と 民間気象情報会社の蓄積した肌理細かい観測データがある。 それを全て投入すればかなりの精度で季節別、天候別の避難 区域が予想出来るはずである。

許容放射線の基準は法律の条文に

 現在の法律には何処にも許容放射線量が明記されていない。 その基準は行政への丸投げで官僚が作成する規則として法律の様に 行使されている。その為、時の情勢で付和雷同してしまうし、 それを批判されることになる。そして何よりも、法律を決めた筈の 国会の責任が不明確となっており、その構成員たる国会議員が、 何処迄もその場限りの人気取りの無責任な態度に終始する弊害を 膿んでしまっている。  国権の最高機関の意思決定の一員として、党議拘束にこだわる ことなく真剣に考え本当に妥当な基準を法律本体の条文に規定する 意思を示して欲しいし、その様な国会になる様な選挙となる様に 国民も変わるべきではないだろうか。

 現状は、国際的な原子力利用により、已むなく人工放射性物質を 排出した場合の年間被爆量を日本国の規則で平常管理で年間累積で 1mシーベルトとしていたものを、線量計を持たないので個別管理の 出来ない一般人に対し統計上の平均で年間20mシーベルトを上限とし あらゆる年齢の住民の被爆回避行動を管理しようということに批判 があり、放射線の与える健康影響に対する認識の溝が埋めることが 出来ないでいる。こういう場合にこそ、国民の代表者として立法と いう形で真実を見極め、国民の意思を統合すべきである。

 放射線被爆の健康影響にたいする国際基準は曖昧であり、原子力 利用の立場で、広島・長崎原爆とチェルノブイリ原発事故の犠牲を 礎として収集された疫学調査結果を基に「人工放射線は危険である」 ことを共通認識として踏まえ、出来るだけ少ない被爆に抑える努力 をする前提として微量放射線の受忍危険被爆量を勧告しているだけ のことである。

 疫学的に確認されていることは、これまた別枠扱いの被爆の招く 害より利益があることを前提に医師が判断し本人の承諾の基、被爆 する医療放射線による影響からしかはっきりしたものはない。

  1.  100mシーベルト未満では統計的に明確には健康被害を見出せない。
  2.  放射線影響が最も高いのは胎児の様に細胞分裂が激しい時期である。 妊婦が50mシーベルト未満での被爆を一度に受けた場合にも、胎児に 知的障碍等の健康障害は認められないと考えられている。
  3.  ヨウ素131は乳幼児等甲状腺に多く集まる為、小児癌を起すが 成人時では認められないことがチェルノブイリの犠牲で判明して いる。
  4.  ヨウ素131による内部被爆可能性は、濃度が高い時期に飲食物の 摂取とヨウ素131の気体とヨウ素131付着の粉塵の呼吸吸引で体内 に取込まれ、その一部が甲状腺に集まるので、濃度の高い時期に は、ほぼミルクしか摂取しない乳児については、ミルクの水を 基準に達しない様極力、ミネラルウォータを活用する方が良い。
  5.  ヨウ素131は日常的に安定ヨウ素の不足がないだけ摂取している 場合には、甲状腺に日々集まるヨウ素の量も少なくなるし同時に 供給されるヨウ素中のヨウ素131の比率が低く危険性が低減する。 日本国内の日本人の様な海洋に面した住人の場合、海産物の摂取 が、大陸内部の住人の様にヨウ素不足による甲状腺障害が発生する ことが一般にはないので、乳児を除けば、チェルノブイリの悲劇は 可能性として低い。成長ホルモンが低下する年代では疫学的には 甲状腺癌の発生は認められていない。
  6.  セシウム137は30年の半減期で長く環境に存在を続けるがヨウ素 の様に特定の臓器に集積する性質がなく、内部被爆の影響は体内に 取込まれたものが排出されることで減っていく生物学的半減期を 基準に算出出来る。
  7.  セシウム137は体内ではカリウムと区別されず利用される性質も ある。あまり言われていないが、他品種食材を摂取する食生活の 改善で、摂取量を結果的に減らすことが可能ではないかと思う。
  8.  セシウム137については、1962年の米ソ大気圏核実験中止迄に、 地球的規模で拡散された。その結果、チェルノブイリより遥かに 高濃度で、日本のおコメにも含有していたので、その頃の日本人の 体内には今日とは比べ物にならないだけ高濃度で蓄積していた。
  9.  セシウム137は体内の細胞全てに万遍なく滞留しているので、 特定の臓器の発癌等の影響を特定出来ない。つまり、被爆被害の 実証が難しい放射性物質である。(国会で法律として基準を明確に すべきだろう。)
  10.  生物はその起源より、今より自然放射線が格段に強い環境で 命をつなぎ続けてきた。その為、細胞自体にも遺伝子修復機能や アポトーシスと称される自殺プログラムで後に禍根を残さない 仕組みを持っている。
  1.  これは放射線以外の原因(紫外線、酒、煙草,ストレス,炎症) でも日々発生する活性酸素でも同様に起きていることで、実際 人体の中では日々、癌細胞が発生している。しかし、それも、 免疫機能で処理している。
  1.  微量放射線被爆の場合、この防御機能が強くなるので高濃度 放射線地域では発癌率が低いと主張する学者もいるが、発癌に 至る平均年齢が加味されていないとして否定する学者もいるし、 否定的な疫学調査結果を基に否定する学者もいる。
  1.  日常的被爆源として身近に漂うラドンはアルファ線を出す 結構危険なウラン138由来の気体の放射性物質だが、日本には、 世界的に高濃度のラジウム温泉ではこのラドンが大量発生する。 その結果、放射線障碍が語られている訳でも、風評被害に見舞 われて死の街になっている訳でもない。そればかりかラジウム 温泉の効能を信じる愛好者がいることも事実である。それと、 今日の人工放射線被爆基準を比較すると被災地の基準の正当性も 理解出来なくもない。
  1.  しかし、癌に対する免疫機能を始めとする防御機能は正常に 機能する健康な体と細胞に言えることで、そうでない人は発癌 する確率が高くなる可能性迄否定出来ない。
  1.  癌化する傷のない細胞の遺伝子でも、修復や自殺機能が働かず 免疫で処理されないもので生き続けるものもあるだろう。その様な 遺伝子では必要なタンパク質を合成する遺伝子が破損していた場合 誤ったものを合成する可能性もある。一つの細胞のみで健康に 大きな影響を与えることは少ないだろうが、細胞の新陳代謝で 分裂し増加した場合や引続き傷が蓄積した場合には、正常に 機能する細胞としての寿命は短くなってしまうことは否定出来ない のではないだろうか? 癌以外の生命、健康への被害を現在の 知見で否定出来る訳ではない。

 以上、当方の把握している範囲の内容を列記したが、結局の所、 これだけ、放射線の健康影響への不安を醸成した以上、全国民の コンセンサスを形成する為、国会での基準の立法化をして、国会 が自らの責任を果たす姿勢と、国権の最高機関を構成する責任を 付託された機関として機能することを示して欲しい。党利党略で 行動する政治家は淘汰されることを肝に銘じ、真剣に真実を求め 皆が行動して頂けることを只々、願う次第である。  国民は無責任な国家機関に国権の最高機関を主張して、責任を 特定の機関や組織や政党に求めるだけの姿勢しか出来ないことに 羞恥心を抱かないのであれば、支持した国民が気付き淘汰される か、国が衰退し滅ぶかのどちらかである。その思いで取組んで 頂きたいものである。

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タグ:原発は安全
posted by Mire at 04:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | ぼやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月02日

【原発の疑問】放射線の健康影響対処の基準と考え方

 内閣参与の辞任で放射線管理の基準について、やっと報道され始めた。とても良いことかと思っている。本来辞任騒ぎが無くとも政局熱心な報道機関がきちんと指摘し、どう行動すべき状況にあるのかを提示すべき時期の筈なのだ。被災地の皆様には誰が悪いのどうのと言っている余裕はない。そしてその地域には関東全体も含んでいることを忘れてはならない。今は既に、将来に亘る健康被害の確率を低減すると共に、対策による悪影響も最低のものに如何にするかの知恵を各人が持って行動すべき時期である。

 テレビではどの局も、許容放射線量の簡単な算数が出来ていない説明の繰返しだし、影響についての理解を求める説明がとてもいい加減に感じている。
 確かに、一度の説明で全てを網羅するのは難しいものだ。でも結局のところ、見方によっては「大丈夫そうだ」との心証さえ与えれば充分といった作為的な落とし所で放送しているとだけと思われても仕方がない様に見える。
 そう思い我が身を振り返ると、当方がこれ迄単発的に書いてきたものでも、同様に見られてしまうかもしれないということに気付くに至った。そこで、この稿では私見として、これ迄調べた結果、当方なりに理解した内容を踏まえ上で、 放射線の健康影響対処の基準と考え方 をまとめさせて頂いた。
 お読みになるに当っては、決して、この考え方を押しつけるつもりはない。しかし、読んだ上で、何らかの形で、ご自身の考え方を持ち、各人の活動地域の汚染状況を把握した上で、各自の思う指針に従い後悔しない行動をして頂ければ幸いに思う。 知らないことによる不安を煽る様では良くないことは同然だが、誤解で安心し的確な行動が出来ずに後日後悔する様なことがあってもならない。

  1. 【放射線の危険性は大前提】 放射線は、細胞を傷つけるので、生物の生存にとっては危険な存在であり、例え少なくとも決して良いものではないということを大前提に理解頂くことが必要である。但し、現在の放射線量は原発周辺を除き、将来に向けての癌発生率の上昇の危険性以外の症状を発生する可能性は低いものと思われる。そこで、ここでは、癌発生率の上昇の危険性のみを念頭に考察させて頂く。

  2. 【複数の防御の仕組あり】 その上で、一般論として、生命は太古の発生以来、その命を繋ぐことが出来ているのは、放射線に対しても、複数の防御の仕組(遺伝子修復, 細胞自殺, 腫瘍免疫)を備え対処して来た経緯があることも事実である。実際、我々の細胞は放射線以外の要因による遺伝子損傷も含め、日々修復されたり、傷が残ったものは自殺遺伝子が機能し自ら消滅したり、それでも残ったものは免疫細胞が処理することで癌になることを防いでいる。

  3. 【防御機能は健康が前提】 しかし、生体の完全な防御機能は健康な場合に発揮されるものであり、そうでない場合には、発癌することもあるので、決して全ての人に当てはまる訳ではない。このことは、遺伝子修復に必要な材料が細胞に供給され難い場合や材料はあっても細胞内でそれを使って必要な物質を合成する遺伝子がない場合をイメージして頂ければ実際の仕組みが判らなくともお判り頂けることかと思う。材料不足は、食物摂取不足が原因のこともあるが、摂取しても腸内細菌のバランスにより生成出来なかったり、吸収できなかったりすることもある。人により遺伝子は多様であり、薬の働きに個人差がある様に、必要な材料があっても対応する遺伝子がない為、機能しない場合もある。

  4. 【基準以下での癌化否定出来ず】 従って、基準値以下であれば疫学上顕著な影響を過去の調査からは実証出来ないけれども、特定の病状の方や遺伝子の類型別での影響の有無は現在明らかにされていないと言う方が学問上も正しいものと思う。従って、原発から放出された人工の放射性物質による放射線が、害がないとか、原因でないとは言うことは出来るものではない。実際に裁判になった場合の立証責任が原告にあるので原爆認定訴訟であったことと同様に難しいことは認めるが、誰も原発の影響を完全否定出来るものではない。(癌の性質は臓器により異なる為、これ迄、実際のがん患者の生体反応のみでの治験だけであったが、EPS細胞から各臓器を生成する技術が完成すれば、それを遺伝情報差による治験に使える様になる。外野席の立場からではあるが、それにより早急に実験的に解明されること期待するものではある。)

  5. 【平時は追加被爆規制】 法律上の放射線管理は、 自然放射線被爆 を除いた被爆限度を 年間1m シーベルト(追加被爆規制値) 以下と定められており、それを超えない様に、放射性物質と施設は平時は管理されている。法律だから、これで、被災地も管理すべきとの立場の方もいらっしゃることも事実であり、それも正しいことかと思う。

  6. 【放出後は総量被爆規制】 しかし、今日の様に事故で人工放射性物質が放出された場合は守れないこともあり、非常時の基準として、汚染地域は 過去の統計上健康影響がないと考えられている 年間20mシーベルト (総量被爆規制値)を上限とする管理に切替えられていることを忘れてはならない。20mシーベルトは空間放射線量の上限とも言われるが、今の被災地での放射線量増加は空間放射線だけではない。空間放射線は行政管理に委ねなければならない場合が多いが、個々人で見ると、放射性物質の呼吸や飲食による摂取による内部被爆量増加の方が圧倒的に問題なのである。政府の説明では20mシーベルトは国際基準の最低値としての説明であった。これも、 現実的視点による判断としては正しいものであり、実行被爆放射線量を20mシーベルト以下として管理して行く趣旨ならば納得の行く基準 でもある。 結果として、人工放射性物質放出汚染地域については、平常時の年間1mシーベルト以下という法律で定められた安全管理上の追加被爆量でなく、人体がうける日常被爆しているものも含めた被爆総量を年間20mシーベルトの枠以下で管理する段階(悪く言うと超法規的管理)に入った のである。(因みに法律上の20mシーベルトは、放射線を取り扱う職業人に対する被爆線量限度(実効線量)の5年間平均の上限値とされ、50mシーベルトを超える年があってはならないことになっている。)良い例えかどうかは判らないが、簡単に言うと、 イメージ的には、これ迄は道路上の冠水迄で治水していたものを、洪水で溢れてしまい防げないの状態になったので、洪水が治まる迄の間、被災者の家の玄関の敷居の高さを超えない様にして管理すると言い、この閾値迄なら統計上水死者がいないのでそうしますと言っている様なものである。 この対応については、強く批判している人もいるし、容認的立場に立つ人もいる訳だが、どちらの立場に立つにしても、 汚染地域に留まる人は自らの健康に対し将来に当っても放射線の影響が無い様に行動しなければならない と言うことである。でも勘違いしないで欲しい。20倍に管理基準が緩くなった訳ではない。1mシーベルトは空間線量の上限値であり、日本人の年間実効被爆放射線量は自然放射線、食物からの内部被爆、そして医療被爆を加えると 3.75mシーベルト/年とする例 もある(但内医療で2.25mシーベルトとしている点は現実離れしているものの、これは個人別の線量積算にの参考になる)。[参考:日本の環境放射能と放射線_Q&A _入門Q4, 生活環境の放射線]

  7. 【自主自立で総量管理を】 その上で汚染地域に引続き居続ける皆様について考えて試よう。その皆さんは 避難しない以上普通なら浴びることがない放射線を嫌々であっても浴びる続けることを受忍すること自ら決めた と言うことになる。そういう視点に立ち考えて頂くなら、その時点で、政府の情報と指導も含めあらゆる情報を参考にし、 自らの被爆量を客観的に把握し行動する決心 が何よりも大切ではないだろうか? その為には、対策の為の正しい知識と見識が必要になる。 現時点で行政は過去の統計数字を基に確率上の判断で避難指示等をしているが、個々人の健康状態差は加味した調査数字ではない。個々人にあっては、それぞれの健康状態合わせて自主自律の考えを持って対処して頂く方が安全安心と言うものである。行政にはそれをする上で必要なことのみを要求しましょう。年間20mシーベルトは総量規制値であるので、個々人が自らの総年間累積被爆放射線量を出来るだけ正確に把握し、個々人の健康状態も考慮し、将来の発癌要因としないレベルに管理し対策して頂きたい。皆様の人生はそれぞれ1度のみです。後日、後悔しない様に、無意味な行動をすることなく、知らずに適切な行動をしない様、祈るのみである。

  8. 【人工放射線は特定出来る】 でも、人工放射線の場合は、放出した放射性物質がある程度(ヨウ素131、セシウム137等に)特定出来るので、適切な対応法を探して実行することで被爆総量を低減可能性を持っている。それを生かす情報として、 各放射線量の測定データや人工放射性物質の量が公表 されている。同一時期に放出されたものであれば、その比率は周辺の測定箇所で大差ないと診て対策をとると良いだろう。念の為、言って置くが、今回問題になっている放射性物質はヨウ素131、セシウム137がほとんどを占める。しかも、それが崩壊時に発する放射線もベータ線とガンマ線に限られている。これらの放射線は、他の元素に衝突してもその元素を放射性元素に変える訳でない。その様な連鎖が起こるのは中性子線が最適な速度でウランやプロトニウムの原子核に衝突した場合だ。そういった連鎖で放射能を帯びることはないので、その点だけは理解し無用な不安は完全に振り払って欲しい。

  9. 【人工放射性物質対策】 @放出された人工放射性物質は空気中に気体で漂っている以外にも粉塵に付着した形で呼吸器に取り込み吸収してしまうこともあるので、活性炭入りならもっと良いのは確かだろうけど、何もしないよりは花粉症用のマスクをするだけでも低減出来るだろう。無論、使用したマスクは適切に廃棄しなければ意味が無いし裏返して付ける様なことがない様にすることは当然のことである。Aまた、降雨時に雨や雪は、空気中の放射性物質を持ってくるので、不要に濡れない努力もした方がよい。尚、今回は既に遅しだが、汚染時に直ぐ行動し1週間避難する等をするだけでも初期に多く含まれる半減期の短いものによる影響を避けることが出来るので、行政指導を待たずに避難が正解だったろう。放出が一回だけで地域に集積していく特別なことがないなら8日やり過ごせば一番放射線が強い時期なので降下物の半分程度の被爆を避けることが出来たのである。その意味でスイス、米国で盛んな核シェルタ設置はとても有効な対策なのである。初めに浴びず後の線量分だけなら、低線量になった分その場に居られる時間もより長く出来るからである。

  10. 【セシウム137対策】 セシウム137は30年と永く、同量であればヨウ素131より崩壊しないので危険性は低い。体内ではカリウムと区別されず材料として利用され排出される性質がある。滞留はしても蓄積はしない。また、地表に降下したものは、地表面に留まることの方が多いとのことだが、それであれば表面の土を削り除去することで浄化することが可能だろう。ただ、そうは言っても半減期が長い為、長期間環境に留まり続け食品に含まれ続くことになる。これについては過去の原水爆開発競争時代に行なわれた実験での 放射性降下物 が降り注いだ状況とその白米とビール(麦の加工品)への含有のピークが遅れて現れ低下して行くことが判るし、それを食べた人の実際のセシウム137体内量も米ソの大気圏内原爆実験停止の1962年以降低下しており、遠いチェルノブイリ事故の影響は比較的少なかったことが判る。安心してはならないが、1960年前後から生きている全世界の人間はセシウム汚染の中で暮らして来たことが判る。私見ながら、農地の適切浄化さえ進めれば、福島でも耕作は近年中に可能なるものと考える。原発事故原子炉の安定を取戻し放射性物質の新たな放出が収まる間では周辺から、それ以降は原発の側の濃度の多い側から除去作業を進めるべきだろう。セシウムにはそれくらいしか対策はない。後はチェルノブイリ同様に植物で気長に浄化していくしかないのだから。

  11. 【ヨウ素131対策】 ヨウ素131は半減期8日なので、放出直後の対策が大切だ。拡散や移動しない前程ながら8日で半分、6ヵ月も経つと検出限界に達するだろう。ヨウ素は常温で固体だが、ナフタリンの様に固体から直接昇華し気体になってしまう性質がある半面、水に溶け易いので、水の中で曝気すれば、ある程度取除けるし、水中のヨウ素は活性炭に吸着させることも出来る。つまり、例えば昔ながらの回転フィルタと水タンクで出来たタイプの冷風扇程度でも、タンクの水を切らさず運転するなら、タンクの水に溶し込むことも出来るだろうし、水道水は活性炭型の浄水器経由なら低減効果が見込めるということである。また、水道水であっても8日置けば、半分になるので冷蔵庫で氷を作り、必要によりそれを溶かして使うなら滞留時間分減少する。但し、ペットボトル等へのくみ置きの場合、残留塩素が途中で抜け、水が腐ってしまうと、返って菌の毒素や感染で、健康を害し、体内の活性酸素を増やすという逆効果を招くこともあるのでお奨めしない。水道水のヨウ素1313汚染は雨の降った後に上昇するので、 全国の水道の放射能濃度 で確認しよう。但し、甲状腺影響で基準化されているので、低線量時には要注意の対象者は40歳程度迄の人と 胎児 に限られる。尚、今後ヨウ素131を微量に含む食品が出回るが、集荷から6ヶ月も経てば検出出来なくなるものなので、少なくともレトルトや冷凍食品のヨウ素131は全く気にする必要はない。気になる場合でも3ヶ月程度置いてから消費すれば良いだけだ。尚、放出直後のヨウ素131は単体で存在しているものが、一部は他の物質と化合物となり気化も水にも溶けず地表に留まっている場合もあるだろう。これは、初期の空間放射線量上昇の原因としては問題だが半減期で減少する生鮮食物は依然注意を要するが長期的影響は心配する程ではないと思う。地域汚染度により空間放射線量が上限に近い場合に総量管理を厳格化する必要もあるし、万一の過剰被爆の可能性を担保する必要もあるので断定はしないが、健康な40歳以上の人は被爆総量を正しく把握しているなら流通食品の全てを気にせず摂取してかまわないもの思う。そして、今の健康状態を保つことこそ大切なので、摂取規制のない流通食品や水道水であれば気にする程のものではないし、政府発表の時間差や測定値のむらから基準を超えるものを数回摂取したとしても全てが甲状腺に集まる訳ではない。日本人の標準的な食品を摂取しているなら ヨウ素 を自然に吸収し不足していないことだろう。そうであればヨウ素131蓄積の確率が減ることはチェルノブイリ事故のヨウ素剤投与の対応差で明らかになっているので気にすることではない。摂取分の2割が丸々甲状腺に集まったとしても摂取基準の濃度が希薄なので、連続摂取し続けなければ、蓄積迄の時間む含め8日で半分に減ってしまうので、遺伝子損傷の確立と癌細胞の存続が保たれる可能性は極めて稀となる。もし、気になるのであれば、昆布、ひじき、わかめをおいしく食べれる範囲で日常的に食べていることの方が効果がある。一般に大陸内部の人は海産物摂取の機会が少ない為、ヨウ素不足による甲状腺異常が見られるが日本では少ないので不足していることによるヨウ素131の過剰蓄積の可能性は低いことも確かなことだ。尚、念の為言って置くが、うがい薬等の ヨウ素を含む消毒剤 は化学組成がことなり吸収されないので飲んでも意味がないばかりか消毒薬なので害となる。

  12. 【甲状腺未発達の乳児】 個別で言うと乳児とそのお母さんについては、念の為ミネラルウォータで授乳とした方が、今後も精神的ストレスを上げない上でも良いことだろう。既に東京都水道局と政府の指導にあったが、乳児のミルク用の水としてヨウ素131の汚染のない水を用いる方が好ましい。でも手元に基準値を僅かに上回る水道水しかない場合に、数回用いる程度なら影響する確率は低いので、与えずにおいて発達に与える害を高めない方がよい。甲状腺未発達の乳児は特に要注意なので、ミルクのみが栄養源の乳児だけは、最低でも個別に状況を正しく解釈し判断して欲しい。(小児甲状腺癌はチェルノブイリ事故の被害調査で明確になった影響である。)

  13. 【成長ホルモンの分泌が多い年代は?】 このことから、成長ホルモンの分泌が多い年代迄は少しは気にする必要があることは、どなたでも類推出来ただろう。その上、幼児児童についてはその身長が低いことから地面から受ける放射線量が大きいので、その分の増加被爆総量を低減する必要もあるので、乳児に準じた対応も望ましいかもしれない。ただ、日常の食生活でヨウ素不足にならなければ、ヨウ素131の問題はかなり低減出来ていることなので、くれぐれも神経質にだけはならないで頂きたい。

  14. 【胎児も要注意】 医療放射線では 胎児 が一度に50ミリシーベルト以上の放射線を受けた場合には何らかの症状が現れる可能性があることが判っているので、妊娠中または可能性のある女性についても 念の為 同様の注意が必要かと思う。お腹の 胎児 は細胞分裂が盛んに行なわれ未成熟な臓器の数少ない細胞の遺伝子に傷が残ったままになると健全な成長の妨げになるし、生まれる前では放射能に対し過敏な体質の子供でないと誰も断言出来ないからである。

  15. 【体質差による発癌の補償】 人は人それぞれであり、放射線に過敏で弱い人もいる。そういう方は自己責任で対策することが重要で、20mシーベルト以下に納めても発癌その他の健康被害を受けることがあるかもしれない。その場合に国が面倒診てくれる保証はない。これは過去の原爆認定基準行政を見れば良く判る。これは専門家の意見を拠所にして自らの責任を果たしたことにするお墨付き型の責任転嫁スタイルの仕事が生む日本の組織的な課題でもある。

  16. 【健康増進前提で対策】 また、免疫力が低下している場合には、発癌に対する防御も弱まるので、注意が必要で、これ迄にまして、健康に留意し、食生活などの生活内容の改善に努めることは、とても大切なことになる。偏食による栄養不足は出来るだけない方が望ましい。

  17. 【細胞内の影響は放射線≒活性酸素】 放射線自体が直接細胞に傷をつけることは確率上稀なことで、放射線が体内を通過(αとβ線)したり、崩壊(γ線)したりする時に一番出会う確率のある水分子を電離させ **活性酸素**(一個だけの酸素原子)を作ってしまい、それが、たまたま近くにある生体の一部を燃やし(酸化)破壊することが、実際に起きていることの様である。

  18. 【バランスよい抗酸化物質を摂取】 従って活性酸素対策で良いなら 抗酸化物質も含めて、日頃から健康的な割合で摂取 しておくことも大切なことだとも言える。ただ、癌化抑制に効く抗酸化物質は研究によると何でもよいという訳でもなく、たとえばビタミンCを大量摂取すれば済むという話しではない。商売がらみのガセネタもあるので、各人でよく研究して頂きたい。最近薬物の効果は遺伝子レベルで差が出ることが知られる様になった。効き目に個人差もあるので、ある意味で当たるも八卦の域を出ないかもしれないが、 食べたいと思うものに、それが含まれているなら、軽い気持ちで食べて試る程度の前向きの姿勢は必要 かと思う。

  19. 【活性酸素発生要因は他にも】 尚、活性酸素は、放射線以外の原因でも日常的に大量に発生している。健康づくりで推奨されるスポーツ、精神的なストレスでも発生するし、ましてや炎症箇所、アルコール、タバコ等の嗜好品の摂取と自然放射線由来の発生量の比ではない。放射線が他と異なるのは、体内の奥深くや細胞の中心だろうがあまり関係なく到達し起こすことにある。

  20. 【微量被爆/ラジウム温泉の効能】 その為、放射線は免疫機能を高め、癌発生を抑制出来ることがあるとか、「微量被爆は健康に良い」と言う研究者がいることも事実であり、ラジウム温泉岩盤浴愛好者の存在も否定出来ない。ここ当たりになると、体質より差が出ることもあるだろうし、研究の統計手法や見地で振れも大きいので、結果はそれぞれと思っておくが、免疫機能を高める働き自体、いわゆる「毒も薬」の領域で、毒が免疫のスイッチを押してくれた場合のことだ。ほとんどの人でそうであったとしても、必ず例題的な体質の人もいるものとの考えを脳裏に留めておこう。「微量被爆は健康に良い」と言っている方も、放射線の危険性を理解した上での発言てあることも確かで、万人の健康状態に対して言っている訳ではないし、温泉効能についても同様である。今回の事故では被爆形態も異なる訳なので、決して「事故被爆が健康に良い」と言っている訳ではない。

  21. 【年間被爆総量の概数把握】 問題の放射線には、日常的に受けている 自然放射線被爆 があり、地域差や周辺環境で大きく変わる。日常的にどの程度浴びているのかくらいは、各人で調べて頭においておこう。これは、県単位程度なら、 全国の放射能濃度一覧 で見ることが出来る。線量計を持たない一般人にとっては唯一の外部被爆量の目安となる。単位は一時間の被爆量なので、それに24時間×365日とすれば、外部被爆の概算が出せる。それに、実際の生活環境で放射線量を左右する建材等にどの程度近く接しているかを加味し線量の概数を出しましょう。尚、 全国の放射能濃度一覧 で該当都府県のグラフをクリックすればより長期間の大きなグラフを見ることが出来る。より正しい被爆量を計算するには、日々の放射線量×24時間を足し続けることになる。グラフには下に2本の青点線があるが、それが過去平常値の範囲を表している(筈だが、2011-4-29現在おかしい、但しトップページの小さいグラフは正常だ)。少なくとも、この範囲を超えている分が、外部被爆量として追加的に増えている分と言えるが、総量計算の管理となるので、ここでは考えない。

  22. 【宇宙線由来の放射性物質】 宇宙空間では大量の放射線が飛び交う空間で、その放射線は 宇宙線 と呼ばれている。この放射線には中性子や重粒子線も含まれているので、 大気上層では新たに放射性同位体元素が生成 され、それは降水時にまとめて地表の我々の環境に降り注ぐ、前項のグラフの青点線の幅は、それによる上昇分が主な要因である。

  23. 【自然放射線量の地域差は】 実際の生活環境で放射線量を左右する材料を考える上で、放射線量の地域差は参考になる。一般に西日本には深成岩である花崗岩やその変性岩、それが崩壊し出来た真砂土が分布している地域が多く、自然放射線量は一般に多い。そしてまた、そういった資材を多く使った敷地や建造物の近くでは当然高い放射線量を記録することになる。山口市の測定値が高いのは、真砂土が原因とも言われている様だ。一般的に言って日常我々が囲まれているものにも放射性物質が含まれているので物質密度に応じ放射線量が多くなる。従って木造家屋より鉄筋コンクリのビルは微弱ながらも放射線量は多い。

  24. 【影響は距離の2乗に反比例】 その様な放射線源からの距離が近ければ放射線量は多くなるので、身長が低くより地面近くにいる子供等は大人より被爆量は増える。被爆量は拡散光と同様距離の2乗に反比例するものとして計算する。従って身長が半分の児童なら4倍となる。でも逆に2倍離して4分の1にすることも出来ると言うことでもある。人工放射線も自然放射線も放射されてしまえば同じなので、距離を離すことで総量を減らせることも頭に置いて頂きたい。放射線が見えない我々でも、対策法がない訳ではない。

  25. 【気密な室内はラドンが多い】 自然放射線は室外が多いと思われているが、実際は異なることもある。原因は ラドン である。ラドンガスは地中から放出される他、コンクリートの建物からも放出される。現在空間放射線量は測定されているが、空気中のヨウ素、セシウム濃度の測定値は判らないので軽率なことは言えないが、人口放射性物質の粉塵を含め空気中に舞っていない前提で言えば、被災地域も窓を開けた方が被爆量を減らせることもある。ここ当りになるとガイガーカウンター等で測定し判断しなければならないだろう。

  26. 【内部被爆と行動被爆を加算】 総量被爆規制の20mシーベルトには、これ以外に飲食物の摂取と吸収で受ける内部被爆量を算入し、それ以外にも、飛行機搭乗時間に受ける宇宙線由来の放射線やレントゲン検査等の医療放射線と旅行等行く、 ラジウム温泉 、岩盤浴等の個別行動の 行動被爆量 を加算する必要がある。これが1年間で20mシーベルトに納める努力をしなければならない。2風評被害との関係で言いにくいことだが、対策として避難地区とその周辺では、汚染地域でとれた作物の摂取を控えた方が良い場合も出る。20mシーベルト制限ぎりぎりのところであれば、内部被爆も含めるとそれを超える虞れもあるからだ。

  27. 【危険負担を負っている現実】 今回の原発由来の人工放射性物質による呼吸や飲食による被爆可能性の全てを入れても総実効被爆量を20mシーベルト未満に収めることが出来れば対策としては、今に至っては先ずはベストと理解しなければなるまい。ただ、事故後の基準は過去の研究で統計上癌化率上昇が認めらないと思われている20mシーベルを基準にして、避難規制等を決めただけなので、平時よりは危険を負っていること決して忘れてはならない。政府の対応が後手後手にまわるのは、これ迄真の政治家を育てて来なかった国民の責任なので仕方がないことなので諦めましよう。その代わり、具体施策は現場から要求し降りてこなかったら勝手に立案しどんどん実施し請求しよう。それで動かすしか、今の政府も官僚も仕事が出来ない筈、選挙が出来て今の野党党首に頭を変えたところで大差はない筈だから。

  28. 【空間放射線量のみで論じるな】 一般の解説では空間の放射線量しか揚げて説明していないことが多い。というよりそれだけで良いと思っているのだろう。仮に行政側が責任範囲としてその管理のみを実施していても管理の基本は実効総放射線量を正確に管理して行動するしかない。放射線医療従事者の場合医療放射線で内部被爆することきないので外部被爆量の管理のみで済むし、治療検査の為利用するものも患者の健康に資する場合に最小限となる様管理処方することを前提に管理内容も決まっている。今日の様に原子炉の中身をぶちまけた場合は想定した決まりはないのでぎ行政は機能不全になっても何もおかしくない。でも、報道迄機能不全になっていることには驚いた。たぶん平和呆けになったということだろう。社会に必要な全てが常に完備している訳ではない。そうなる様にする努力が薄れていたことを日本社会は反省することから始めなければならない。政局騒ぎを煽ってどうする。そんな政治状況を煽ったのは報道であり、それに乗ったのは国民だ。そのことに気づき襟を正して皆で復興に邁進して欲しい。どこか慢心していませんか? 政治家の皆さんにも賠償金の付回しで立ち位置を保とうとする極楽トンボの輩もいるし、国会議論の政府追求も心に響くものがない。日本という組織を見直す時期が来たのではないかな?

  29. 【行政対応と20mシーベルト】 行政としても、発癌率上昇となる20mシーベルトという総被爆量を上限として、 計画的避難区域 の設定を行ない、危険性の高い汚染地域については強制力をもって対応しているものの、 その中に内部被爆量をどの程度加味しているかは不明である上、ましてや、 個別の行動被爆量迄加味している筈もない。 計画的避難区域 は、恐らく 根拠となる汚染線量 を行政区画に落としているので、区域境界付近では大差ないわけなので、実際の空間放射線量を調べ、自らの年間放射線量を計算することをお勧めする。周辺地元自治体は風評被害のみに注意をそがれることなく、その為の情報提供が最初にすべきことではないだろうか。基準を超える人は避難するのが国際基準なので自主であろうが自治体主導であろうが、東電と政府が責任を持って賠償すべきことなのだから。 健康被害に至ってからでは遅い、予見出来るなら政府採用の国際基準を厳格に適用し金銭被害に留めよう。

  30. 【ほどほど離れている人は】 程々離れているが、これ迄の自然放射線の上限枠を一度でも上回った地域は、自己責任で、積算し行動して下さい。一過性の被爆であれば、多くの場合、レントゲン撮影を数回受けた場合と変わらないとの例えですまされてしまうことだろうが、対処次第で被爆量は変わるからだ。おいしく食べれる人は、汚染地域の作物も摂取してかまわないが、健康への危険性が高まっていないと思い込まないで様に。ゼロに近くても危険はあります。数年後癌になっても東電からの賠償を受けることが可能かどうかは灰色。そのときに後悔しても遅いのでやれることはして置こう。

  31. 【将来の被爆回避】 汚染物質が全く飛んで来ていない地域は日本にもある。少なくとも中国地区以西では実質ないし、ましてや韓国では問題にならない。韓国になると言葉の壁もあり、渡航自粛で日本国内の状況が把握出来ず過剰な対応になってしまったのであろう。これはチェルノブイリのときに日本でも同様過剰な反応がなかったわけではないので理解しなければなるまい。少しでも早く現状をご理解頂きたい。不安になったついでに、近隣の原発事故が起きても的確な行動が取れる様に、今回の事故を参考に考えておこう。

  32. 【平時年間被爆量計算】 そこで、汚染地域から遠いところに住む方々に考えて頂きたい。通常の別枠規制値1mシーベルトは日常的に受ける自然放射線は別枠であり、空間を飛び交う放射線以外にも食物からの内部被爆もある。また、宇宙線も放射線そのものであり、飛行機で移動すれば、その分被爆は増えていることもある。年間の実効総被爆量くらいは今の内に計算して置こう。その数字が日常生活で已むを得ない被爆量で、あなたが今の生活を続けることで受忍しなければならない総量ということになる。特殊な場合であるが、ラジウム温泉や鉱泉地に住んでいる方等は、目を疑う数字を目にするものと思うが、それが、これ迄問題なく生活し健康に過ごせた環境であることも事実なのである。全ての人でそうだという数字ではないが、少なくとも、その方にとってはそうであることは否定出来ないし、効能を信じ通っている方も同様である。今あなたが健康なら、それが問題のない日常被爆量なのである。でも、そうでもないとか、思ったより多いと思うなら、これから減らす努力は可能なので安心しよう。

  33. 【事故が起きたらどうする?】 そして「近隣の原発事故が起きたらどう行動するか」という課題への答えを予め持っておこう。1つの考えとして「放射性物質放出の危険性のある事象の情報があったら、身一つでいいから、風向きを考慮し、厳罰から80km以上外に移動し様子を見る」くらいの気構えはあってよいだろう。避難自体は津波と同じである。でもその放出初期行動で被爆量を劇的に減らせるのである。そうすれば、後日の立入りの為の総被爆量余裕があるし、一番強い磁気の放射線を浴びていないことが何よりも健康の為には大きい。そして、もう1つ、お金があるなら、万一に備え、「1週間程度密閉して生活可能な核シェルタを備える」のも良いことであろう。移動手段を奪われた場合にはとても有効なことである。自治体の避難所で気密性を確保出来るところはないだろうから自助努力で実現するしかない。

  34. 【高濃度一気被爆は危険】 急性症状の危険のない汚染地域での管理は実質年間実効被爆量となってしまうのは已む無しとしても、年間被爆量を一瞬にして浴びるとすると、それは低線量を長期間に浴びたときより10倍は危険と考え高濃度汚染地域には近づかないことだ。公的な測定ポイントの数字は目安であり、その周辺には距離の2乗に反比例する形で放射性物質が滞在していることがわかっているだけで、それがどの様に偏っているか迄は不明なのである。高濃度の放射性物質の破片が通り道に転がっていても人間は何も感じないし判らないので、そう考えましょう。そして、どうしても入りたかったら、きちんと線量計を持ち図りながら行動すべきだろう。今は品不足で購入が難しいし被災地に必要なものだから購入して欲しくないが、少し落ち着いたら、ガイガーカウンターの購入を検討しよう。機器選定は、結構機器次第の様で性能はピンキリの様なので良く調べてからが鉄則だ。

  35. 【汚染地域の生鮮食品】 ある程度、管理地域から離れていて、自然放射線量の枠内に収まっている地域の場合には、汚染地域のものであっても、出荷摂取制限がないものであれば、人工放射性物質が含んでいることを前提に計算に参入管理する形で、おいしく食べましょう。食べたくない人は別に食べる必要はありません。おいしく食べることが出来る人に限ります。強制出来るものてばないし、それでストレスを感じる様なら健康に良くないからです。

  36. 【グレーゾーンの解明を】 但し、乳児や成長期の児童、妊婦やその可能性がある女性の場合は、20mシーベルトを基準にするというより、もっと低くくなる様に対策努力する必要があるのかもしれません。過去の疫学調査の数字に収まらない事象の発生に用心することを止める理由はどこにもありません。でも、ips細胞技術の実用化が進めば遺伝子別、臓器別の人細胞に対する実験か可能になる。また遺伝子解読の成果を元に影響をシュミレーションすることで何かどの確率で起きるかもはっきりするさせることを期待する。今の放射線影響に対する人類の知見には余りにもグレーゾーンが多過ぎる。判らないから不安も大きく、無用な行動や被害も生んでいる。それがとても嘆かわしい。

  37. 【防御機能も永遠でない】 放射線の影響については、累積で見る考え方もある。紫外線も放射線の一つと言えばそうだが、一生の累計で危険性の話をする人もいる。紫外線の影響は皮膚から比較的近いところ迄しか到達出来ないので皮膚癌が対象となる。低レベルの場合は、遺伝子の修復機能、自殺プログラム、免疫の機能が働くが、微細な傷残り累積して行く場合もないと迄は言えない気もする。そう考えると防御機能は存在しても回数券の様なもの程度に思っておいたほうが良いのかもしれない。ただ、その回数券が何枚あり、人の最大寿命と言われる120歳迄持つものかどうかも解明しなければならないことかもしれない。個人的には微量放射線が免疫力を強化するだろうことは確かなことと思うが、毒を薄めて薬とするだけのこと、それは医療上必要なときにラジウム温泉に入れば良いことと思うので好んで放射線の強いところに動こうとは思わない。

  38. 【ところで自分は】 上には偉そうに書かせて頂いたが、放射線について全容が判っている神の様な人は居ないので、この辺りを落とし所にして指針を決め行動すれば良いのではとの思いで書かせて頂いた。当方が、今済んでいるところは花崗岩質の山を遠く南に望んでいる。つまり日本ではどちらかと言うと自然放射線が多い地域である。しかも自宅の庭に真砂土を敷き詰めている。その上にほとんど一階で過ごし寝ている。そして建屋は木造でもアルミサッシで機密性は良いので、もし床から地中のラドンが侵入しているとしたら実効被爆放射線量は簡単には読めない。その為結局のところ被災地が落ち着き、ガイガーカウンター需要に一段落がついたら購入したいと思っている。出来ればUSBか無線LAN付でリアルタイムでPCデータに取り込めるものにしたい。それが出来れば周辺住民にとっての目安としても活用頂けるし、万一被災した場合遠隔地から汚染度把握も出来るというものだ。また、今後も、より良い情報があればそれに注視し、やれることから個人でも取り組んで行くつもりだ。上記には論が割れるところは両論併記的に書き適当に落とし所があるかの様に書かせて頂いたが、当方は、人体の持つ三重の放射線防御機能を保つ為、市販の食品も水道水も気にせず、えり好みせず摂取している。積極的な被災地のものを選ぶつもりはないが店には並ばない程離れているのでそうなってしまう。毎食気にせずにおいしく食べている結果として太り気味なのは気になっていて、もう少し運動し活性酸素を増やしたほうが良いかもと思うだけで何もしていないのが現実だ。誠に困ったものだが、人と言うものは危機感がないと日常はそんなものだ。それを踏まえた上で自らに意識付けをして頑張るしかない。先ずは、本稿を書いたついでに以下に不充分とは思うが必要そうな基礎知識を書いて置くことにする。1つでも参考になることがあれば嬉しいし、被災地の皆様の生活復旧に何がしかのお手伝いが出来ればと只々思う毎日である。


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タグ:原発は安全
posted by Mire at 16:31 | Comment(3) | TrackBack(1) | ぼやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月24日

【原発の疑問】微量放射線被爆の健康影響(2)生物学的半減期とは

 もう、書かない予定だったけど、変な記事が本日(2011.04.24)日経朝刊サイエンス面の「ナゾ謎かがく」で「放射性物質の『半減期』って?」と題し「生体内外で違い、不明点多く」との副題をつけて未消化の記事を掲載しているので、抗議の意を込めて、ここに解説して置くことにした。(電子版契約の方は上のリンクで読める。【 きのうの経世済民 】では文章のみ読める。)

 この記事の問題は、謎をナゾとしていい加減な取材で中途半端な内容で読者の注目を集めていることだ。これを何も知らない人が素直に読むと、チェルノブイリ原子力発電所事故と同様、日本でも微量放射性物質を摂取し続けた乳幼児は140日経たないとヨウ素131は半減しないと受け止めてしまう。これってパニックを起こさせる虞れ大で、責任ある報道機関として、やってはならないことである。即刻、訂正を掲載すべきことだろう。

 物理的半減期は体内にあっても変わるものでなく、チェルノブイリ原子力発電所事故と同様に対策なく大量かつ野放図に撒き散らし、汚染状況調査数字も公表されず無管理状態に置かれた乳幼児に対する統計の結果である。その背景を伏せて紙面で数字を一人歩きさせてはならない。
 チェルノブイリ原子力発電所事故では、炉心溶融による爆発で始まり、その後の黒煙火災、決死の消火活動を経て最終石棺化される迄に、気体または粉塵に付着した形で、広島原爆の放出量の400倍(推定10t前後とも)を長期に亘り高濃度に撒き散らした結果なのである。ヨウ素131の半減期は8日でも長期に亘り供給され続けたことを忘れてはならない。
 その結果、現在もなお、原発から半径30km以内の地域での居住が禁止されるとともに、原発から北東へ向かって約350kmの範囲内にはホットスポットと呼ばれる局地的な高濃度汚染地域が約100箇所にわたって点在し、ホットスポット内においては農業や畜産業が全面的に禁止されていて、今、石棺の老朽化に対応する為のドーム屋根を国際援助で設置しようという計画が上がって来る程に深刻な結果を生んだもので、その放射性物質の濃度と供給期間は、現在の福島の比ではない。しかも、汚染情報も知らされることなく放置された結果、長期に亘り福島より遥かに濃く汚染した地域に住み続けた住民についての調査結果に過ぎない。この点を書かずに記事とすべきではない。

 甲状腺は体内からヨウ素を集める臓器である為、ヨウ素であればヨウ素131も含め無差別に取り込んでしまうことは事実であり、ヨウ素131を優先的に蓄積する訳ではない。つまり、ヨウ素を比較的多く含む海産物を好んで食べる日本人の場合、ヨウ素剤を飲まずとも蓄積比率は統計上は自然と低くなる。無論、海苔巻、海苔の佃煮、昆布巻き、昆布出し、ひじきの煮物、ワカメのみそ汁が大嫌いで全く食べない人は、蓄積比率はチェルノブイリの被爆者に近くはなりますが、蓄積量は極めて少なく、疫学的に見て政府の示す避難指示や出荷と摂取制限に従っている限り顕著な結果を生む確率(元々汚染が低いので、その網から漏れ摂取する可能性を入れてた場合でも、それ)は極めて低い。それが必要な汚染濃度になればヨウ素剤配布となるはずです。(また、当然ながらにわかに海藻類を食べても効果は低いので、無理して食することもありません。)

 以上の点を押さえた上で、もうひとつの問題点を言っておこう。日経の記事では丁寧に半減期のグラフを付けた上で、各放射性元素の「物理的半減期」と「生物学的半減期」のみを表にして掲載しているが、実際の計算では「物理的半減期」と「生物学的半減期」をかけたものが実際の半減期(1/実効半減期=1/物理学的半減期+1/生物学的半減期)であり、ちゃんと放射線濃度を管理し、供給を経ってしまえば、体内取込み分が甲状腺に蓄積し増えて行く期間を除けば、「物理的半減期」に従い、体内全体の量は減少する。生体自体は「物理的半減期」を遅らせる様な特殊な機能は持たないのである。生体は物質の化学反応のエネルギーのみに依存し生きており、その構造も化学物質の集積で存在している。決して原子力それ自体に左右されるものではないし、逆に元素そのものの「物理的半減期」に影響を与える能力何ぞ何処にもない。

 もし表を書くなら、ついでに摂取基準値ベクレルと生体影響値シーベルトを併記して欲しいところだ。そうすれば、読者が摂取食物の推定値から判断できるので、誤解無く読者に伝わるというものだ。


 日経、編集委員の久保田啓介さんの訂正記事をお待ちします。久保田さんも、事故を受け問題意識を持って取材なさり、努力され記事をおまとめになったのでしょうから、誤解される可能性があることが判れば行動して頂けるものと思いますし、社内でお気づきの方も多いと思いますので。

参考リンク
チェルノブイリ原子力発電所事故 ウィキペディア日本語版
ヨウ素131の半減期について質問です。 ヨウ素131の物理学的半減期は8日、生物学的半減期
体内摂取した物質の放射線量の計算〜物理学&生物学的半減期
ヨウ素131 ウィキペディア日本語版
食品中の微量元素について −ヨウ素−
「ヨウ素摂取のため、おにぎりに海苔を巻く」情報の無責任
緊急出版!「もっとわかる放射能・放射線」を電子書籍で(PDFファイル)
生活と原子力03  放射線と人間の細胞(その1)
生活と原子力05  放射線と人間の細胞(その2) どのぐらいまで安全か?続きを読む
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2011年04月18日

【原発の疑問】微量放射線被爆の健康影響

 興味を持って調べて試ると、色々と疑問が出たり、判って来ることがありで、結構、原発一色のブログにしてしまったが、今回で打ち止めとするつもりだ。原発テーマで投稿を始めた動機は、本来なら地震津波による後方支援が出来ないかと思っていたものの、地理的に遠く直接することは難しく、情報を原因とする混乱を一歩下った視点から低減出来る様に出来ればと思ったことにあった。しかし、今回の場合、地震津波災害支援の最大の障害として「原発事故」があり、本来支援の大きな力となる筈の関東地区が自らの地域の放射線や電力停電に意識が集中してしまっていることが、誠に嘆かわしく、悲しく感じたので、先ずは、放射線に対する正しい知識と対処について調べ発信することで、微弱ながらも間接的に無知による混乱を正常化出来ればと思ったからである。

 「放射線」については報道も含め「判らないから」「怖いから」との理由で随分「危険視」され、「特別な存在」として週刊誌ネタの様に騒いでくれました。
 でも、調べて試ると意識することなく結構な量を日常的に浴びているものであることも判ったし、好んで飛行機に乗ったり、高山に登ったり、ラジウム温泉に入ったり、放射性物質の含有の多い深成岩である花崗岩やその風化物である真砂土を敷詰めた宅地やそんな土を使った鉄筋コンクリのマンションに何も機にせずに住んでいるのが現実であり、微量放射線被爆による健康影響がはっきりした疫学調査自体があまりなく、言えるのは甲状腺未発達の乳幼児期のヨウ素131による甲状腺癌発症の確率上昇くらいで、他は必ずしも「ただちに健康に影響があるとは言えない」と言う語感から受ける不安に値するだけの影響を示すものはないと言いきって良い様に見える。役所的な表現なので発言の責任を負いたくないとの意思が働きその様な表現となったのであろうが、実際、地球上の高濃度の自然放射線地域におけるがん発生率は返って低いとの調査もあるし、「かえって健康に良い」との見解をもつ専門家も居るのも事実である。と言う事で、本日の本論「微量放射線被爆の健康影響」に移らせて頂こう。

 今問題になっている放射線はベータ線とガンマ線であり、生体構成する原子を変化させる様なものではないので、それ自体が直接傷付ける訳ではなく、生体内の水分等が、ベータ線という電子線の電荷の移動で電離して発生した活性酸素や、ガンマ線が崩壊する際に対で発生する電子と陽電子による活性酸素がどの様に生体に影響を引起すかが、問題なのである。
 つまり、避難地域以外の微量放射線被爆の健康影響は、単純に活性酸素の悪影響について調査し判断する方が正しいのである。幸い生体は原子力の次元で生命活動を行なっていない為、生体の化学組成が活性酸素で阻害されない限り影響はないと言える。
 しかも、活性酸素を発生する要因としては、放射線以外にも運動、紫外線、食品、ストレス、タバコ、酒、炎症でも日常的に多量に発生しており、放射線は一定程度それを嵩上するものに過ぎないということで、生体にとってはこの世に発生して以来生命を保ち、命をつなぐな足る回復機能を備えていることは、その存在自体が事実を示していると言っても良いのではないだろうか。
 実際その様な思考の基、「放射線ホルミシス効果」として疫学調査を説明する方も居ることは事実でそれを逆に「害あり」とする程の反証が提示されている訳ではない様だ。

 真偽はともかく、ラジウム温泉が良いとか、オゾンが体に良いとか経験から言う人は居る訳で、まんざら否定も出来ないし「害あり」との立証がない以上、認めて置いてよいものかと思う。

 そういった考えによると、遺伝子損傷に対する修復能力や細胞自爆機能(アポトーシス)が強まり、細胞単体自らの機能で禍根を残さない様になっている。恐らく、急性の放射線障害の障害の場合は生命維持に必要なタンパク合成が遺伝子損傷で出来なくなり、全体して臓器機能維持が困難になるだけ損傷し、正常な核分裂による細胞の新旧交代が出来なくなってしまうからであろう。

 また、実際には遺伝子損傷に対する修復能力や細胞自爆機能を逃れてしまい癌化するものも、日常的に発生している様で、通常それは免疫細胞が対処しており、生体は癌を発症しないそうであり、この免疫機能も微量の放射線被爆では増強されるそうだ。

 言わば「麦踏効果」とか「毒も薬」と言ってよいのだろうか? 無論、このことは、疫学調査の域を出ていないので、個体差は加味されていないし、乳幼児のヨウ素131の影響等既に確認済のものもあり、安心してはならないが、「判らないから」「怖いから」との理由で無用に用心し過ぎるのは返って、ストレスを与えリスクを高めるので、冷静に活性酸素対策をとって欲しい。

 放射線対応としては、乳幼児に対し、ミルクはミネラルウォーターか永く冷蔵庫で凍らせて置いた氷を溶かしたものを煮沸して使うことは精神衛生上も必要でしょう。また、気になるのであれば、思春期前の児童と妊婦と妊娠の可能性のある婚姻女性については、負担にならない範囲での放射線対策をしても構わないだろう。でも、子供に無理やり大量にワカメや昆布を食べさせて嫌いにさせることだけは、返って百害あって一利なしだろう。

 最後に、念を押して置くが、放射線自体が生体活動に影響は与えない、放射線が原因で発生させる活性酸素が問題なのである。従って、人工放射線についてもその放出物質の化学的性質により例えばヨウ素131の様に甲状腺に集まる乳幼児の場合の放射性物質蓄積被爆の場合を加味し被爆量から活性酸素発生の底上げが影響分だけでなく、活性酸素発生原因全体を加味して行動する様にして行って頂きたい。その際、決して頭でっかちになって、家族のストレスを溜めない与えないと言うことに留意頂きたい。決して「ただちに健康に影響を与えるものではない」という責任逃れのお立場主義のお役所言葉に迷わされてはいけません。日常的な微量放射線による健康への悪影響は確認されていないのですから。

 以下に、念の為、関連のリンクを列記しておきますが、あくまで、そんなものです。放射線については、読んで悩んでストレスを溜めるくらいなら読まないで済ませた方が体に良いと思います。続きを読む
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【原発の疑問】原子炉構造と総排出量対策

 原子炉には、様々なものがあり一概に言えないが、その構造を思い浮かべながら、今回の保安院+東電の行動を見ていると、結構疑問を持ってしまう。あくまで、素人が得られる情報からの視点ながら、ここに列記させて頂く。非常時には実質的な総排出量を減らすことに焦点を当てて考えて行動すべきだろう。

  1.  原子炉の底は、なぜ中華鍋構造のままにしているのかな?
  •  燃料棒崩壊時には燃料ペレットが集まってしまい底で臨界を起こすだけ集積してしまう。制御棒と同じ材料のセル(小区画)に分割したものを常設していれば、そもそも臨界は簡単に防げるのでは? また、緊急時には、炉内に制御棒と同じ材料の粉末を混ぜて注入すればも臨界解け混ざってくれたら治まって来るのでは? 、粉末が詰る等の危険があるなら、代わりに鉛のペレットを投入しても良いはず。当然溶ける前にも、日本の誇るパチンコの釘師の技術を使い炉の底のセルに一つずつ分散格納される様にする構造も必要だろうけど。
  1.  原子炉の燃料棒を覆っているジルコニウムに代わるセラミック素材はないのかな?
  •  セラミックなら、既に酸化済なので水素を発生させることはない。酸素は元々水に含まれているので、中性子通過の阻害にはならない筈、後は強度と耐熱だけ。
  1.  原子炉に注入している水は冷却してから注入出来ないのかな?
  •  電力供給回復後であれば考えられることだが、発熱量が甚大過ぎて、ヒートポンプで多少冷やしても手間の割に効果が低いと言うのが実態とは思うが、常設設備として考える余地がいくらかはあるのではないだろうか?
  1.  安全にベントしながら、より多くの水を注入して水位を上げることは出来ないのかな?
  •  炉内の気体部分は水蒸気とジルコニウム酸化で発生した水素が主成分なのでベントしても水が減るだけ、耐圧に問題がない限り開ける必要がないというのが正解かも。
  1.  格納庫内って、非常時にはヘリウムとかで充填する手順があっても良いのではないか?
  •  現在窒素充てんで水素爆発の危険性低下を図っているが、通常の消防設備としてハロン消火器と同等のものが設備としてないのは不思議としてか言い様がない。
  1.  格納庫内って、水で満たして水を循環出来ないのかな? そうすりゃ原子炉も冷やせるのでは?
  •  恐らく、水を加えることで圧力上昇に対する対応幅を縮小しない為とは思うが、もし、上手く水を循環出来るなくても、原子炉への直接注水で外に汚染水を放出するよりは、放射性物質の量は格段少なく出来そうに思う。
  1.  原子炉の周りに緊急冷却の仕組みがないのは解せない。なぜ考えなかったのかな?
  •  多分、原子炉や格納庫には「原発は安全」というお札が貼ってあり、そのご加護で安全になる算段だったと言うのが答えなのだろうが、1週間程度の緊急冷却の仕組みがあっても良い様に思う。例えば、格納庫表面は100度以上になるだろうから直接水に触れさせる様にし、その水が沸いたら、そのまま外に排出させる。そして、格納庫内には、原子炉の熱を格納庫容器に伝える冷媒充填または電動棒が異常発熱時に接続される様にすれば良い様に思う。勿論、単純に熱を格納庫に伝えてしまえば原子炉建屋内の温度が上がり、建屋内の電子機器の維持が出来ないし、作業も難しくなる。鉄壁の守りの姿勢も良いが、非常時の水蒸気抜きはベントより良いので設置すべきではと思う。
  1.  核分裂型の原子炉は何で、円筒型なのかな? 核融合炉はドーナツ型になっている。ドーナツ型なら、もっと、外から冷やし易そうに思う。
  •  確かに制御の仕組みが制御棒だし、燃料が棒状なので、今の形が決まっていることは判るが、燃料形状から見直せばフェイルセーフな設計は他にもある様に思う。
  1.  小さい原子炉の方が、危険度がより低いのではないか? 大型のものは、小型のものの集合体として設計すべきではないか?
  •  燃料プールで明らかになった臨界終了後の発熱処理は、保管量が少なければそれだけ対策がし易くなる。非常用冷却の仕組みを間に挟んだユニットの集合体として1つの原発を設計すれば、安全性が高まるのではないかと思う。
  1.  核燃料ペレットは、燃料棒に穴があいた段階で、ホウ素と混ざり合い利用不能となる様に出来るのではないか?
  •  効率は下がるだろうがベレット中心に鉛やホウ素を詰めたものであれば、集積融解時に混ざり臨界だけは防止出来るのではないか?
  1.  原発は非常時には全体が崩れ、その下の巨大水槽に落ちる構造にしたら安全ではないか?
  •  実現性はないだろうが、対極の発想として頭において原子炉は設計して欲しい。
  1.  タービン建屋迄原子炉の水を引き廻す沸騰水型は、少なくとも大地震の可能性のある日本には不向きではないのか? 熱交換器を複数備えた加圧式の方が最悪時の封印計画もし易いのでは?
  •  逆に言うと沸騰水型の原子炉の耐圧強度が初めから加圧型のそれと同じに出来るならば、今日の様なことはなかった筈。西日本の加圧型であっても原子炉耐圧が臨界停止後の熱に耐え得るだけのより強いものすべきだったのだろう。無論事故は起こしていないし、決定的な問題点ではないので、他の対策で足りるとは思うけど。
  1.  今トレンチ内の汚染水の排出に躍起になっているが、いっそのこと、この水を濾過冷却して原子炉の冷却水として再利用する様にしたらこれ以上の汚染水の増加が防げるので良いのではないのか?
  •  基本的にその方向である様だが、トレンチに溜まったことで汚染水の直接流出が止められたとも言える。原発を海岸に立地するなら、防波堤を海に築き、非常時の放射能貯水用の堀を作っておくべきである。掘の中はいくら汚染しても外海に漏らさなければ制御可能な想定内の施設内事故となる。そしてそこには日常的に雨水を溜め塩分を抜いておき非常時の循環冷却水とすればよい。課題は防波堤のコストとその水域の漁業権保証だけだ。勿論、津波が来ると堀の中は海水と泥だらけとなる可能性は否めないので入江の奥と等の立地は無理、津波を複数の防波堤で逃がすことが可能な岬の突端等に限るだろう。
  1.  原子炉の非常冷却には、原子炉並みの耐圧強度を持つ巨大なタンク2つを使い一方から注水他方に排水する様な仕組の常設が必要ではないのか?
  •  巨大津波では、貯水池では役立たないこともある。緊急時の真水と排水場所は不可欠だろう。当然タンクは津波が来ない高台と地下に造ることになる。
  1.  原子炉の周囲には少なくとも3系統の非常冷却配管を巻き付けておく必要があるのではないだろうか?
  •  間接的であっても原子炉周囲の冷却が出来れば、原子炉圧力の上昇を低減出来るだろうし、原子炉上部の蒸気が例え一部でも復水出来れば、ベントを行なう回数をその分減らすことが出来、その分原子炉の水位を保つことが出来る。
  1.  早く終息させるだけならタービン建屋内の汚染水の汲み出しが先、結果として放出放射線量を倍にしてでも、そうして冷却機能回復をさせた方が、永く新たな注水を続け汚染水を増やし続けるより良いのではないだろうか?
  •  放出放射線総量で判断出来ない組織には、原子力による電力事業はしてはいけない様にも思うのだが、いかがなものだろうか? いささか、まだ、電力と同じ出力=入力の簡単な式が、原子炉の水なら「出力=入力-魔法」とでもなると思っている組織は根本からおかしい。入力を減らすにはどうしたら良いかで対策を推進すべきなのは明らかだろうに。
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2011年04月13日

【原発の疑問】外部被爆の健康被害確率を減らすには

 しつこいが、前稿同様、当方は放射線に関しては決して「専門家」ではないので、以下に書くことが必ずしも正しくないこともあると思うので「疑問」として先ずは無責任に書かせて頂いた。
  1.  活性酸素を発生させない生活を送っている人が、抗酸化物質を適度に摂取している場合とそうでない人とでは、癌化の確率にどの程度の差が出るのだろうか?
  2.  鉛の板自体から放出される自然放射線と真砂土や花崗岩から放出される自然放射線とはどちらが多いのだろうか?
  3.  何ミリの厚みの鉛板ならガンマ線を100%防げるの? 昔、国際線の手荷物検査時の写真フィルムのX線露光防止用の袋があったが、あの程度のものでいいのかな?
  4.  良くある家庭用のアルミ箔では何割程度のガンマ線を防除出来るのだろうか? 1枚で無理でも重ねたら少しは効果があるだろうし、電波暗室の要領で、細かく折ったものなら効果がありそうに思えるがどうなのだろうか? 周波数が原子寸法なので無意味かもですがどうなのだろう? もしそれで軽い割に防除できるなら一般用の被爆防止頭巾が出来るし、自衛隊の皆様も思い鉛板のみに頼らなくても良くなりそう。
  5.  掃除機でマメに掃除して置くことも、室内の放射線量を減らすことにつながるだろう。でも、掃除機のお尻から粉塵を撒き散らしたり、掃除機溜まった粉塵をフィルタ処理で吸込んでしまったり、手に付けてしまっては逆効果なこともありそう。そういう人も居そうで怖い。勧めない方が良いのかな?
  6.  あまり、言わない方が良い様な気もするけど、窓やガラスに付着した粉塵に放射性物質を含んでいる可能性があれば、そこからガンマ線が屋内に容赦なく放射される。掃除する方が良いのだろうが、掃除して直接触れる方が被爆量を増やすのかもしれない。放置と掃除どちらが良いのだろうか。
  7.  最近、見なくなったけど、かつての冷風扇を部屋で廻していれば、放射性物質が付着した粉塵や気体のヨウ素131はタンク内の水に溶し込むことが出来るだろう。でも、冷風扇の置き場所が近すぎるとか排水処理で直接水に触れるとかしたら逆効果のこともあろう。さて、確率的に逆効果の人がどれ位居るのだろう?
  8.  何となく、皆さん騒ぐ割には放射能検知方法については、あまり関心がない様に見える。当方の地域は地球一周後のものもまだ未到達の様なので手配しないが、ガイガーカウンターとかを所持するつもりはないのだろうか? 市町村で日に1回1箇所程度の粗い計測では、真に放射性物質の最も濃いところが掴めないはずだ。もし、その濃いところが自分の居住地だったら、対応だって変えないとならないはず、そのように考えるのは当方だけなのだろうか? 公的な発表は統計的な確率論なので信じるにしても、ある程度ぶれを加味しないと恐ろしいのではないかな? 調べてない場所でのことは「想定外」でした。と言われても困るし、後々健康被害が発覚してからでも、広島の認定基準問題同様に立証責任が原告に負わされ、測定値が無ければ泣寝入りです。原発反対を声高に唱えている方々は皆様お持ちで数値を記録し続けているんですよね? そんな数字がネットで見れないことも不思議でならない。そういったものでもあれば、賛成派の人も一般の人も参考になるのですが、いかがなものでしょうかね? 正しい数値の把握なしの非科学的な行動は百害あって一利なしです。
  9.  ヨウ素やセシウムを検出する試薬ってないのかな? 放射性でないヨウ素も検出してしまうけど、ガイガーカウンターが無い場合の一次検査には使える。
  10.  ヨウ素やセシウムを吸着し易い物質や分離する方法はないのかな? 今後、セシウムは土壌や地下水そして海水の浄化でとても必要な技術です。
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2011年04月11日

【原発の疑問】内部被爆の健康被害確率を減らすには

 当方も放射線に関しては決して「専門家」ではないので、以下に書くことが必ずしも正しくないこともあると思うので「疑問」として先ずは無責任に書かせて頂くことにした。
  1.  放射線は結局「活性酸素の素」に過ぎない。そうなら抗酸化物質はどの程度癌化抑制に有効なのだろうか。多分、頭でっかちになって過度に取りすぎたら別の健康問題も発生するだろうしな。(参考:財団法人日本食肉消費総合センター「ガンを予防する食生活は?」。「抗酸化物質」)。抜粋すると、
    • 野菜や果物を、多く摂取しても、発癌率は、減少しない。
    • α-カロテンは、ニンジン、カボチャ、コーンなどに多く含まれ、肺癌、皮膚癌、肝臓癌の発生の抑制効果がある。
    • ルテインは、ホウレンソウ、夏カボチャ、ブロッコリーなどに多く含まれ、肺癌、乳癌、子宮癌、大腸癌の発生を抑制する効果がある。
    • タンニン酸を多く含む飲料(日本茶、コーヒー、紅茶、中国茶、杜仲茶、どくだみ茶など)は、常飲していると、萎縮性胃炎(胃の粘膜が薄くなり、進行すると、胃癌になる)。
    • 緑茶は、含まれているカテキン(抗酸化物質)により、胃癌などを予防するとも言われるが、1日2〜3杯以上、空腹時に飲むことは、良くないとも言われる。
    • 大豆:フラボノイドのイソフラボンを含む。イソフラボンは、辛み成分の一つ。イソフラボンを摂取するには、納豆(注3)などの発酵食品の方が良い。... しかし、イソフラボンには、過剰摂取すると、発癌のリスクを高めるおそれも指摘されている。... イソフラボンは、腸内細菌により、エコールに変化すると、...イソフラボンは、エコール産生者の方が、更年期障害のほてりや、のぼせに効果が出易くなる。エコール産生者の方が、乳癌の発生率が低くなる。
    • オリーブ(オリブ)は、果肉、葉、樹液に、マスリン酸を含んでいる。マスリン酸は、抗炎症性に抗酸化作用を示す。マスリン酸は、五員環テルペンで、プロテアーゼ阻害薬として、細胞の成長を抑制する能力があり、発癌抑制作用があると言われている。
     結論として、効果があることもあるかもだけど、体質にもよる様だし、研究により逆の意見も有ったりで、読んでいるとストレスで癌になりそうでもある(笑)。
  2.  ヨウ素剤は飲まない迄も、自然食品でヨウ素を多く含む乾しわかめ、昆布を食べると効果があるかな? それでヨウ素131が漂っている内の吸収割合が減らせるなら子供には有効だろうし。わかめ入りの味噌汁やうどんとか、とろろ昆布食べさせときゃいいのかも。
  3.  ヨウ素131検出の水道水は給水せずに貯水池に戻せばいいのでは、まあ、薄まれば直ぐに基準以下になるし、8日経てば半分になる。
  4.  ヨウ素131単体なら検出の水道水は活性炭を使った浄水器(例:Panasonic 浄水器ミズトピア TK6305P-W)で濾したら取除けるとも言う。そう出来ないヨウ素化合物はどの程度含まれるのだろうか。
  5.  ヨウ素131検出の水道水はペットボトルで汲置きし、8日以上置けば半分に減る。でも、その時にどの程度のベータ線とガンマ線が出て来るのだろう? 真砂土や花崗岩からのものより多いのかな? 水の中で消滅するものもあるとは思うがどうなのだろうか?
  6.  ヨウ素131のみ汚染のコウナゴは佃煮にして半年後食べれば影響なしって思うけど。やっぱ、セシウムの方が問題なんだよな?
  7.  セシウムは細胞内ではカリウムと同じ材料として利用され排出されるとのこと。それなら、カリウムを沢山とれば確率的に吸収量と蓄積時間が減らせるのかな?
  8.  表面に放射性物質が付いているものを洗う時にどの様な洗い方がお奨めなのだろうか?
  9.  普通のマスクではどの程度肺への吸入を防げるのかな? 粉塵に付着した放射性物質がどの程度舞っているかが判らない。
  10.  活性炭マスクってどこで売っているのかな? なかなか自衛隊や消防で使っている様なものは見当たらない。以下は気休めかもしれないけど、ヨウ素131の何割かを体内被曝から体外被爆に変えることが出来るのかな???











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2011年04月10日

自然放射線量の地域差と人工放射線対応

 今回の福島第一原発事故で山口の放射線測定値他の地点に比べ高いことが結構有名になってしまった様だ。当方も放射線に対して知識を得ていない人にとっては、放射線の被爆許容値より取敢えず実測値を上げた方が判り易いと思い山口の測定値を引合に揚げたので責任を感じている。

 どうも山口の場合、測定地点の問題もある様で一般に放射性物質を多く含む花崗岩が風化して出来た「真砂土」が底上げしている疑いがある様で、山口市全体が他県に比べ自然放射線量が必ずしも多いとは言えないというのが真相の様だ。

 従って、今公開されている測定地点の放射線量は地点毎の放射線量の変異について事故の影響を考えることは重要であるが、その高低が必ずしも各居住地域の放射線量を表すものではないと言う事だ。前述の真砂土はDIYショップ等で購入出来る他、住宅造成の盛土等で良く使われており多分住宅地には普通に敷き詰められている。当方の地域は西日本なので花崗岩質の山体が南にあり、地面だけでなく(事実上到達しないが)山側からも距離の二乗に反比例する程度にはガンマ線放射を受けているともいえる。盛土した平屋の一階に殆ど居るので山口の測定値並みの放射線量かもしれないなと思っている所である。無論その放射線量なら原始地球に生命が誕生し進化していく上で傷害を与えるものではないし、ベータ線だろうとガンマ線だろうと結局のところ崩壊時に細胞内の水が電離して活性酸素が発生しそれが遺伝子の化学組成を部分的に破壊することが放射線被爆の危害で、対処は日常的に栄養バランスを整えて過ごせば体内で抗酸化物質が活性酸素を捕え影響を低減してくれる。遺伝子が傷付けられた細胞はその分裂時に上手くコピー出来なければ自滅淘汰されるし、癌化するには特定の数か所の遺伝子を上手く傷付ける必要があるので放射線だけでなく相当量の活性酸素に頻繁に触れさせないと確率的に起こらない。但し、癌全体で言うと日本に住む日本人の疾病死亡原因の1位なので放射線だけでなく、その原因を1つ1つ取除いて行かないと、恐らく今回の原発事故による健康影響を統計的に図ることも実際には難しいだろう。

 人工放射線の環境放出は、広島長崎原爆投下以後も地上海中地下原水爆実験、臨界実験、闇の中の核爆弾製造工場からの垂流し、老朽原潜、原子炉搭載衛星の落下等で地球表面に対して行なわれて来た。これ迄のものは必ずしもその放出放射線量が明らかでないが、今回の福島原発事故では、充分とは言えない迄も初めてリアルタイムで全世界に数値が公開されている点が大きく異なる。今回の放出放射性物質で問題なのは短期的にはヨウ素131であり、長期的にはセシウムである。決して中性子崩壊を起こし臨界を作る核燃料となるウランやプロトニウムがそのまま大量に撒き散らした訳ではないことが救いではある。

 今後は「原発は安全」等と言わずに、「原子力利用にはリスクがある」ことを念頭に日常運転での「安全性」だけでなく事故時の「安定化」と「事故処理」について、今回の経験を素直に受止め、世界の衆知を集め考えることが重要かと思う。今回の事故で短絡的に「反原発」と不安な感情から決めつけることも問題だろうし、従来通り経済的理由先行のみで「原発は安全」に変わる呪文を創作してもらっても困る。世界中の人が人として理屈として納得出来るものを提示することが必要であろう。

 日本においては、組織面では、「お墨付き」運営型の組織編成を解体することと事故時の対応組織体系の整備も必要だろう。
 周辺住民への理解を求める為には、もっときめ細かい放射線測定ポイントの設置とリアルタイムでの公開が必要となるだろう。それがあれば、実際の放射性物質の拡散降下集積の実態が点でなく面で掴める様になる。海中も常設が当然だろう。
 長期に亘り影響が残る可能性のあるセシウムについては、農畜産物へのセシウム蓄積を低減する為の表土の入替による土壌改良とカリウムを多く含む肥料を多めに使い蓄積比率を下げる様な対処法実施と同時に出荷前の蓄積量測定の常態化は不可欠だろう。その上でセシウムのみ吸着除去する手法の開発実施を待望する。

 既に明らかなこととして甲状腺を中心とする乳幼児へヨウ素131の蓄積については過去の人工放射線放出で明らかなことなので、栄養バランスを崩すことのない可能な範囲で、極力含まない食物を与える努力はした方が良いと思うのが親心であり心情的に正しい考え方だろう。過去の放出と比べ、今現在の濃度は短期の放出であった為大きいとは言えないので確率は低いが、将来的に統計的に数字で表れるかは残念ながら今後の調査を待つしかないからである。これ迄、今回の様にち密に放射線測定を行なった例ないのでよりち密な統計数字が捕えられることになる可能性が無いとは言えないのではないだろうか。結果が出てから「想定外」と「専門家」に言われても困るから。

 原理的には一度に大量に摂取しない限り、放射線が遺伝子の周辺を通過したまたま崩壊を起こし周辺の水分子が電離され発生する活性酸素が、癌化抑制する箇所を複数傷付ける可能性は上がらない。現在の乳児基準以下であれば1年摂取し続けても統計的に明らかな原因と特定出来ないと言う事が今の専門家の見解であるので子どもの栄養バランスを崩して活性酸素を増やしてしまっては逆効果だろうからあくまで出来る範囲でということだ。

 日本の場合自然放射線は、花崗岩やその崩壊で生まれる真砂土から多く放射されている様で地域差の要因となっている様だが、そうだからといって真砂土の砂場、大理石の石版に近寄らずに生活する人はいないし、ラジウム温泉にだって行く。文字盤の腕時計で蛍光塗料を使っている場合はそこからガンマ線が外に出ているが、それを付けたまま寝ている人も多いだろう。原発周辺は兎も角、外部被爆については実生活ではそれ程問題になる差異ではないし、気をつけれて、生活を変えれば生活の質との兼ね合いはあるが被爆量低減出来る程度の差に過ぎないことは頭に置いておきたい。その上で、栄養バランスを壊さないことを前提にして内部被爆量の低減を考えて試ることが、一般人としての考えられる最善の行動かと思う。目くじら立てたり、ストレス溜めると、活性酸素が増えてかえって良くないから。落ち着いて考えましょう。続きを読む
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2011年04月06日

原発事故の対応と報道に野次馬と評論家は不要

 最近、日本国内でデファクトスタンダードな公共放送局が、低レベル放射能汚染水投棄に対し非難する論評を加えていた。日頃は他の民放や新聞報道に比べ比較的穏当なものが多いのだがちょいとびっくりした。

 今の福島第一原発の1〜4号機の状況があんたら知っててそんなもんかよ! 受信料で身分が安定しているから、東電同様に全体を押さえて判断する頭がいないのかもなと思えてならない。

 そんなアホな組織は取敢えず置いておき、今の状況を整理しておく。その認識の上で論評して欲しいところだ。

1. 原子炉水位: http://atmc.jp/plant/water/ で確認出来るが、取敢えずこの水位の水量で温度と圧力のバランスを何とかとっているだけで、その為に未だに新たな水を注入中である。その一部が、高濃度放射能汚染水として流出している可能性がある。そして、 http://atmc.jp/plant/fuel/ によると 4/6現在、1号機:165cm、2号機:150cm、3号機:225cm露出中だ。当方の推測だが、現在安定しているのは、燃料棒の露出部分の金属管は全て水蒸気との反応が終わり消失し、中の燃料ペレットが、原子炉の底に落下し、直接原子炉内の冷却水に触れている状態である可能性が高いと思う。そうだとすると、あまり楽観的な積み上げ式の先延ばし対処では原子炉の安定が崩れる虞れが高くなってしまうことを認識すべきである。水素爆発でも、水蒸気爆発でもいいが、起きてしまえば、それが発端となり、原子炉に亀裂が入り最早手に負えないフェーズに入ってしまうかもしれないのである。

2. ヨウ素131の危険性: 全ての放出がなくなってから半年で事実上解決です。残るはセシウムだが、これは30年の半減期の為、永く海中に存在し続けるので、可能ならば回収が望ましい。何故なら、セシウムは生物細胞上ではカリウムと同類扱いで利用するからである。しかし、生体におけるカリウムの働きからすると、あまり溜め込まないので常に危険な濃度で滞留したり、何らかの仕組みで濃縮されることがない限り問題はない。あるとすれば風評被害である。
 コウナゴの汚染が問題視されているが、もし、それを佃煮にして缶詰にして半年置けばヨウ素131は測定限界近く迄消失するが、セシウムはほとんど減ることなく存在し、食べるとカリウムとして生体で利用された後、排出されていくのである。まあ、風評被害を避ける為にはピーク時の缶詰製造は思い留まった方が無難だが、30年の半減期であっても生体内に留まる時間がカリウム同様それ程永くないので、基準値内であれば気にする程ではない。

3. 高濃度汚染水の流出: 現在、流出経路をやっと特定し水ガラス等の注入で流出を一先ず止めることが出来たが、構築物土台のグリ石とその上部の捨コン及び構築物躯体の下に溜まっているだけのものなので、何れはその水圧の趣くまま新たな供給分を含め当らな容積を求め広がって行くので、出来るだけ早く供給元の高濃度放射能汚染水を排水すべきである。

 放水に対する漁協や自治体の抗議は当然のことではあるが、原子力行政自体が責任不在の安全/保安院/電力事業者と組織を分け、その運営は法律や専門家と思しき方々への諮問という手続きを「お墨付き」として進めて行く、責任回避型運営をして来たわけなので、今更、言っても仕方がないが、誰が何の為に最善の策を判断し行動を決めているのか判らない状況であり、この課題は技術的側面より根深いものがあることは、誰の目にも明らかであろう。そんな組織にどっぷり浸かっている人の目には何も見えないのかもしれないが、海外の科学者や政治家からみればさぞや不可解なことだろう。

 今、必要なことは、被害を最小限にして早期に終息させることであり、そのマイルストーンを示すことである。今の様に「原発は安全」とのお札の効力を信じて組上げた規定を責任の拠所にしてしか判断しない組織はもう要らないよ。そろそろ、気付けよ。自らの愚かさを。恥の上塗りはもうそれくらいにしてくれ。あんたらの責任回避の為に日本人を道連れにしないで欲しいものだ。組織内で行動決定もしない評論だけで済ませる人は消えてくれ。

 ちょっと言い過ぎかもしれないが、本来総括的責任ある立場の方々は考えて欲しい。そして、各報道機関と日本国民は、現状をよく理解し何が重要で何を捨てるべきなのかを良く考えて欲しい。今日は戦前の大本営の時代と異なり、情報は我々国民の手にもあるのだから、人任せで専門家の評論のみに従って「思って」いては日本は確実に滅びますよ。日本は民主主義の国です。民意が形成されれば政治家も流されます。良い方に流れます。

 今、当方は怒ってます。乱筆乱文お許しを。この内容は実を言うと昨日の思いと変わっていない。当方の祖母の教えとして怒りは直ぐに外に向けて出してはいけない。間をとって、考えてからにとの教えである。今回結論として、論調からすると1週間置いて言うべきかもしれないが、そう悠長に考えていて良い問題でもないので、本日書かせて頂いた。
タグ:原発は安全
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2011年04月04日

高濃度放射能汚染水の止水

 ちょいと、本当の専門家に相談して試れば判る事と思うのだけど、止水防水はむやみやたらに、ビットにコンクリ流し込んだり、大きな穴に柔らかい新聞紙やおが屑、ポリマーを投入しても無理じゃないかと思う。

 何か対策の発想迄泥縄の場当たりになっている様に見えてならない。今の体制は、当方にとっては「想定外」である。本当に専門家集団なの? 日本の技術が疑われてしまう気がしてならない。


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タグ:原発は安全
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2011年03月27日

原発システム上の高濃度ヨウ素131流出の可能性

 最初に断って置くが、当方はこの分野ではド素人である。従ってあくまで、一般的な知識での考察であり、事実とは異なる場合があることを念頭に、懐疑的に読み皆様のより優秀な頭脳を使って考えて頂きたい。

 福島第一原発の1〜4号機から、現在、高濃度のヨウ素131を含んだ液体がタービン室内等に溜まったり、周辺の海洋に流出している疑いが生じている。出元がなければヨウ素131は存在しないので、原発施設の中でヨウ素131を発生元の何処かから圧力変化を与えない程度の「亀裂か隙間が出来ているのでは?」ということを評論しているのが今の国そして東電の原発管理状況であることを先ずは押さえておこう。

 まあ、今回初めての経験なので、批判は出来ないが、計器による管理機能が全てダウンしたときの確認手法が一切確立されていないし、ことに当って、そういった事態に遭遇することもまた「想定外」の二番煎じとなった訳である。これを想定していたなら、予め、漏出元を識別する為の指標となる物質を溶かして置けば済んだものである。簡単に言うと原子炉内からの水は甘いが、燃料保管プールの水は苦いなら舐めたら判るだろうという事だ。はい決して口で舐めてはいけませんがね。事故時の指揮をする立場の組織には、そういった発想を持って適時にプラスαで状況把握の為の指標物質の添加指示を考案し実行して行く人が必要なのである。後付けの評論だけならテレビの専門家にさせておけばよい。今頑張っている方には、きつい言い方だかそういう面もあることをご理解頂き、今後の指揮に取り入れて頂きたい。もうひとつ不思議に思うのは、コンクリートポンプ車の利用はしてもその先っぽ等に無線カメラを装着し中を視覚的に確認しようということをしない不指揮なところもとても気になる。当然中は上記に曇って見えないことも想定されるなら、そこは超音波で検知することも出来る筈である。この点、多分海外からは、相当に低レベルな対応と見られパニックになっているのではないかと思う。

 言い方は悪いが、今回の原発事故が最終史上最悪のものとなろうともそういった工夫によるデータ収集があれば、次に生かせるのである。事故は起こしてはいけないが、起きたことは事実として無かったことには出来ないのである。その上で人類の未来への貢献は、最低でも詳細な事故データの収集と解析である。最悪、データを外部に発信するなら世界中の人が知恵を貸してくれるネット社会なのです。その辺理解しているのかどうかが判らないので、とても不安を感じているのは当方だけ何だろう。

 話を福島原発に戻すが、東日本の原発は沸騰水型というタイプの為、正常運転時には微量とは言えヨウ素131等の放射性物質を含む蒸気と水が発電機のタービンや復水器側迄配管で循環しているので、耐震という観点で言うと原子炉、タービン、復水器そしてそれらをつなぐパイプの全てが一体として剛性を持たせ維持するか、伸縮継ぎ手等で柔軟に自身の揺れに追随させて維持するかのどちらかで対応するしかないだろう。福島第一原発がそのどちらかは知らないが、津波の強い圧力が建屋の壁に当ったことを考えると配管の継ぎ手箇所等にそれなりのストレスが掛かったものと考えるのが自然な様に思う。まあ、これが、一般的に言われている原子炉内冷却水説をとる時の考えかたかなと思う。

 これだけを見ると西日本の原発である加圧水型であれば、タービン側は放射能を帯びない二次冷却水しか来ないので日常の発電機管理面も含めてより安全と言えば安全なのだろう。無論、加圧水型の一次冷却水は沸騰させない為に加圧され通常300度程度になっているので、穴があけば中の水は一気に蒸発してしまうという問題もあるし、スリーマイル事故を起こしたのは、こちらのタイプで緊急冷却水の注水を誤って止めたことで原発の石棺となった先例であった。

 さて、もうひとつの可能性として燃料保管プールも決して可能性がない訳ではない。爆発は定説では水素爆発だか、本当にそれが建屋天井部だけで起きたと決めつけることも出来ないと思うし、例えそうだとしても、地震の揺れでこぼれた分プールの水量が減った上で蒸発により燃料棒の被覆金属が高温になりその部分的に穴が空き、管内に水や水蒸気が入った場合その内部にも水素は溜まるし、溜まらなくても燃料棒の水蒸気爆発で核燃料れへレットが飛散する可能性も否定出来ないのではないだろうか。そうなるとプールの底で適度な隔離距離に配置されたものは、制御棒のない原子炉と同じ臨界になる。プールが乾上がると止まるが、水素が発生し爆発を起こす。まあ、今回それが大々的に起きたと迄は思わないが一部では起きている可能性と燃料保管プールにはそんな面もあることを認識して置くべきだろう。今後は只の水槽では駄目ってことだ。

 ひょっとしたら、減速材としての真水が、海水を継ぎ足すことで、そこに潮が溜まることでウラン燃料ペレットの核反応が押さえられているのであれば、真水に変えることでプールがふ沸騰することもありだ。今のプール温度は100度未満と言うことなので、もし真水に変更した結果水温が上がる様なら、プールの底には中性子を吸収するホウ酸含有の固形物でも投入するしかないのだろう。確率低いだろうけど、あの建屋の壊れ具合からすると、プール内へのがれきの落下も含め燃料棒とプール内のラックの破損が全くないということの方が考え辛いのではないだろうか。

 以上、mireの勝手なぼやきでした。
タグ:原発は安全
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2011年03月26日

原発事故で作業員3名の大量被爆の件

 とても悲しいことです。所詮結果論ですが、今回だけでも防げなかったものかと、必死に作業なさって被爆された方の事を思うと誠に残念でなりません。
 こういった労災が起きると、結局のところ既存の「作業マニュアル」に照らして違反したことのみが原因として指摘され、それを犯したまたは関わった人や組織を犯人扱いにし、責任の所在を限定することで組織上の欠陥を温存していることが、日本型組織の体質ではないだろうか。

 事故が起きたことより、起きた時にどの様に振舞うかの技術に長けている人がすり抜けて上に立ち、現場から離れたところで評価を下す。現場にいなければ火の粉が振りかかる可能性が低いので益々、現場と遊離した判断をしてしまう。そしてその様な人が「作業マニュアル」の元になる規則を作り、現場に対しマニュアル化する様に支持する訳で、事故が起きる度に「作業マニュアル」や事故後の評価を下し犯人探しで済ませて終わる賢狐なシステムなのである。

 規則だろうとマニュアルだろうと、全てを網羅していることはあり得ない筈だ。だから「想定外」が発生する筈だが、それを持って「原発は安全」と言って来たのが日本の原子力利用行政であり、その方針の基、各電力会社は、親方日の丸で異口同音に「原発は安全」として主体性を持ち、自己判断をすることなく「専門家」のお墨付きを基に原発を設計建設し運転して来たと言うことを良く認識し、新たな一歩を踏出すことが、今必要ではないかと痛切に感じる。

 今回の件も、現場の不注意だとかマニュアル違反として「徹底」をさえずるだけで、逃げている様では何も変わらないし、「原発は安全」のお墨付き無しでは歩めぬ組織として淘汰されるしかないのではないかと思う。


 と、この様に書くと、「こいつ原発反対派か」と思うかもしてないが、当方はどちらかと言うと「原子力利用賛成派」である。原子力は原始人か手にした火と同じで、元来危険なものであるみとは明らかなことで、火の扱いについては、原子より火と付合うことで味わった災害を乗り越える度に培ってきたノウハウと仕組みと似たものを原子力利用でも備えて行けばよいのではないだろか。

 はっきり言って「野放しの原子力は危険」です。でも「想定内で運転している範囲の原発は安全」です。今の原発に付きまとうのは「想定外の亡霊」に対する備えがないことです。
 火災に対する消火器、スプリンクラー、消防車に相当する原子力利用に対する仕組みがあまりに不備過ぎるのです。チェルノブイリやスリーマイルも事故後は「固めてお終い」だった訳で、そこに持っていく過程は色々あるが、いわゆる「臭いものに蓋」が唯一の最終形で放射能が充分に減衰する迄壊れないみとを祈るだけと言うオチ付きなのである。

 24日、発電量の4割を原発に依存している九州電力が点検中の原発の稼働延期を発表した。4割も依存していると稼働できないと死活問題であることは事実であり、もう、ここらで電力事業者として本気で主体的に考え行動することを切に期待したい。絶対に「原発」とこだわる必要はないが、決して代替なしに「原発」なしよとの逃げの結論にならない様、津波の安全率
を引き上げると同時に「原発における消火器、スプリンクラー、消防車」を備えて欲しい。

# 津波を被るとそのエネルギーで停止冷却出来るだけでもいいけど、津波に限らず汎用的な消火策と正常な組織を備えて下さい!!
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2011年03月24日

日本国内の放射線の実態

 何となく、原発について書いていると、当方の意図とは関係なく不安を煽っている面もあるのかもしれない。そう思うので、本日は「日本国内の放射線の実態」について述べさせて頂き、日本に住んでいると、普段どの程度の放射線にさせされているのかの数字上の認識を持って頂きどの程度の危険性なのかを数字で考えて試たい。

 日本と言っても、広いもので、地域により土地の鉱物組成により差が大きいことを先ず理解すべきだろう。首都圏では原発のヨウ素131による被爆量の増加で、例えば東京新宿では確かに3倍程度になっているのも事実である。でもそれだけを気化されてしまうと3倍の危険負担を負っている様に思えるものだが、日常で言うと0.5μシーベルトが1.5μシーベルトになってしまっただけで、例えば、山口県山口市では日常的に1.0μシーベルト近くあるので、年間で言うと山口市の人は原発の影響なしで新宿区の人の倍の放射線を浴び続けているわけだが、経験的に問題ないので東京には上京しても疎開することは有得ない。
 今の新宿の人は後数カ月普通に生活したとして山口市の人と同じだけの放射線被爆を受けるだけなので、今の時期だけ、毎日放射線量を数字で見て、意識して被爆量を減らす工夫をすれば山口市並みまたはそれ以下に納めることは可能ではないだろうか。これより3ヵ月程だけでも、不要不急の外出や屋外活動を極力避けることで外部被爆と肺からの吸引を低減出来る。

 水道水だって、浄水場から最寄りの蛇口に届く迄の時間でヨウ素131は崩壊し濃度は減っているはずで、それも気になるなら冷蔵庫でペットボトルに詰めれるだけ入れ古い順に消費すれば日数分内部被爆も漸減出来る。ヨウ素の甲状腺蓄積が気になるのなら、吸収確率を減らす意味で、ヨウ素を多く含むこんぶやヒジキを多めに摂取するのもいいだろう。

 元来、ヨウ素131は8日で半減するし新たな供給がない限り拡散もされ日々低減して行くので東京の今のレベルなら、1週間分の飲用ペットボトルは必要だろうが中身のミネラルウォータは初回分で充分ではないだろうか。乳児については親の気持ちの問題だから思いの分だけ対処して頂いて構わないが大人はそんなところでいいのではないかと思う。

 で手っ取り早く放射線量を見るには次のURLを参考にすると良いかと思う。日にちが経つ下ってしまい判らなくなるだろうが、山形、群馬当りをみて頂くと放射線は漸減していることが判ると思う。新たに風で供給されない限り、ヨウ素131の半減期と拡散により目に見えて着実に減って行きます。続きを読む
タグ:原発は安全
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2011年03月23日

ヨウ素131汚染広がる

 雨が降ったことで、放射性物質の大気汚染が水質と土壌海洋汚染に変化した。まぁ、刺激的に言えば原爆で言ういわゆる「死の灰」と同じ原理のものである。ただ、原爆と違い、生体への影響の有無を斟酌する程度に極端に濃度は低い点が、不幸中の幸いで、しかも、適切かどうかは別にして一応、その実態が報道されている。その情報に対し冷静に対応しさえすれば、実際の健康や寿命に統計的な影響すら与えないものと言って良いだろう。お蔭様で大気中の濃度は新たにこれ以上の線源が供給されない限り、相応に低下した筈で今騒がれている地区以遠では、全く気にするものではなくなったと見ていいのではないかと思う。

 但し、濃度が低いといっても、日常的な降雨時の放射線増加よりは大きい訳で、例えば乳児のミルクをどうするかという問題には敏感に感じるのが人間と言うものだ。暫くは水道水でなくミネラルウォータで作った方が安心といった程度の発想と対処は心情的にすべきとは思う。そうではなく、遠くに乳児を疎開となると要注意で、例えば鉄道での移動なら雨に濡らさない様にする心がけが必要だし、室内より屋外の方が被爆量が増えるし移動時の呼吸による吸い込みも気すべきでしょう、そして、そこ迄気にするなら、飛行機移動なら、飛行機内での放射線被爆量との比較をしておくことも必要だし、これなんぞ、日頃は皆さん何も気にしていないことではあるし、ラジウム系温泉にも気にせず乳児を連れて行くだろうし、因みに当方の居住県の自然放射線は平均より多いが気にせずに暮らしている。

 まあ、改めて聞くと気になるのが人というものだが、今の濃度なら慌てずに、出来るだけ被爆量を減らす行動をとることが一番な様に思う。

 あくまで、これ以上の線源が放出されないことが前提だが、留まっているヨウ素131は8日で1/2、16日で1/4、1ヶ月もすれば1/16程度に減少するし、土壌はともかく今問題になっている水源の水は拡散もあるので1月程度で問題なくなるものと見る。政府や水道局の発表はあくま食品の基準で継続的摂取時の危険を公報している訳で、原発作業者の被爆の程度とは桁自体が比べる位置にない。

 と言っても、首都圏の皆さん、お野菜食べるの控えるんだろうね。いっそ、電力不足下でも野球興行を首都圏でするという夢を叶える為に、それ見合いの人数分、西に疎開しますか? そうすりゃ、景気の影響も少なくなるかも。さて、読売新聞どうする? ニッポンの為、会社ごと疎開しますか? まあ、電力だけなら、山梨静岡当りの東電の縄張りの一部を60Hzに切替えれるだけ切替えることでもある程度対応可能とは思いますけど、考えてもらう価値はあるのがもしれませんね。

 良くも悪くも、今回の件で、日本人がどう対応するかが、人類の放射線対応方法の下敷きになるし、世界中が関心しながら注視していることは確かなことだ。続きを読む
タグ:原発は安全
posted by Mire at 16:15 | Comment(1) | TrackBack(0) | ぼやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月19日

原発ドミノ収束方向へ 〜 みんなで現場の皆様の安全を祈ろう

 やっと、3号機プールへの緊急冷却の為の対応が実効あるものになった。東京消防庁の設備で無人で連続放水とのこと。一先ずは胸を撫で下ろしたいところだか、7時間の予定を延長とのこと、そんなに放水して外に溢れたらどうする気だろう。プール内の水と原発の建物残骸には相当に高レベルの放射能物質を含んでいるので、それを外に流したら大変ですよね。

 まあ、そんな判断ミスをしないことは祈るとして、ようやく東北電力の高圧ケーブルからの電源ケーブル仮設が出来たそうで、ミスしなければ、事故対応はこちらに焦点が移った訳である。

 これ迄の現場把握が遠隔でしか判らない指揮系統に振り廻されながらも、ようやく方向性を掴んだ現場の東電社員と協力会社、そして自衛隊、警察庁、東京消防庁の皆様には頭が下がる思いでいっぱいです。

 明日には想定通り改善の方向に向かって欲しいとの期待は世界中の人の思いでありますが、くれぐれも、ご安全にご対処されることを心より祈っています。想定外の結果になった場合でもあなた方を責める人はどこにも居ない筈です。
タグ:原発は安全
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2011年03月17日

【ぼやき】原発ドミノには疲れた

 本来なら東日本大地震とそれに伴なう津波による被災に対する対応と報道が中心となるところだが、東京電力の福島第一原子力発電所の事故が主役を務めてしまっている。東京電力はインフラ屋であり、本来黒子の存在で、地道に震災の復旧に努める存在のはずだが、完全に主役を張っている。
 原子力発電という核分裂反応で発生する原子力エネルギーを利用すること自体、当方は反対しないし、反対したところで、無くしてどうなるものでもないと思うのだが、東京電力には荷が重いおもちゃだったのだろう。まあ、立場論で、「原発は安全」と謳い続け要領で仕事をする姿勢自体が元々間違いで、「安全」と考えている視点からは「想定外」という言葉は存在する訳もなく、当然起こるべくして起こったことと言って過言では無かろう。
 単純に放射線が危険かというとそうではないし、定在する自然放射線は我々生命の存在する環境であり、良かろう悪かろう以前の問題で、ある意味で、それがあればこそ、生命は、その存在を前提に進化を遂げて来た訳で、その偶然の産物として人類も存在している訳である。
 従って、生命には、種を残すに足るだけの放射線に対する適応能力を備えている。細胞レベルで言うと生命を保つ為に必要な遺伝子の損傷は浅ければ修復するし、深ければ細胞が自殺し後に禍根を残さない様にする訳だ。ウランにしても海の水にも薄く溶け込んでいる代物で、極めて希薄だろうが海のものを食べれば当然内部被爆だって起こしているはずなのである。
 ただ問題は、この遺伝子の損傷の程度次第で、修復して生存した結果として、あるいは放射性物質を体内に取り込んだ結果、後日発がんにつながることもあるし、度を超えると必要な細胞が自殺し、臓器不全により生命個体が消滅することになるのである。
 ウラン自体は、人が創造したものでなく、単に自然界にあるものを単に濃縮しただけで、それでたき火をしているだけであるが、人類が文明を築く基礎として手にした火と同様に危険性を認識し付き合う姿勢が無ければ、原子力何ぞ使っちゃいけないのだ。精々、人類はラジウム温泉に浸かって、薬効を期待していれば良いのだろうと思う。

 「原発は安全」と公言する団体はその思考基盤から神のつもりでいた訳で、「想定外」を口にする資格はない。そう思うのは、私だけかな?

 今回の冷却事故では、火に置換えると、原子炉に対する、消火のインフラを東電が充分には備えていなかったということであり、原子力利用を推進して来た国としても、原子力に対する消防署に当る部門が認識不足というが、机上の絵空事で非常時の管理体制を想起していなかったので、現場の把握すら原発の70名の人を経由してしか何も判らないし、自ら飛び込む消防車も持ち合せていない。


 まあ、結果として、「原発は安全」との前提での「運転マニュアル」で所員は行動し、それ以外は何も出来ないし、すると処罰されてしまう。マニュアルさえ守っておけば済むしそうするしかない組織を後生大事にして来た結果、招いた危機に過ぎない。

 企業風土というものは、現場から変えることも可能だが、上が意識を持って変えるよりは遥かに難しい、現場に出来ることは上に気付きを与えることか、事故になる迄同行し、上を葬りさるかのどちらかしかない。今回は後者の道を意図しようとしまいと東電は選んだということだ。これにより、東電は自らの電力供給という職責すら果たせなくなった訳で、これ迄通りと言う訳にはいかないだろう。恐らく、少なくとも原子力発電所を運営することは社会的に認められないだろうから、他の電力会社に移管する方向になるだろうし、電力確保が出来ない以上、それが可能な電力会社に地域を分割して行くしかないだろう。

 東電にとっては、暗い話の様だが、それくらいは覚悟すべきで、配電会社として腕を磨くことに専念すれば、その分野で花を咲かせることも可能かと思う。

 まあ、東電の役員は恐らく被災者から提起の裁判や株主代表訴訟で大変な毎日が始まるでしょうね。覚悟しましょう。くれぐれもこの後に及んで津波が「想定外」などと言い逃れ様などしないことです。

 親方日の丸で認識の甘かった我々、国民もね。

 そして、危険なものは危険なものとして知恵を集める仕組みを作り、正しく使える様になりましょう。
タグ:原発は安全
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2009年11月18日

【ぼやき】10M区画に大型SPAMメール攻撃

 ああ、うざい。最近の当方のメールボックスへのSPAMメール着信処理に対するぼやきです。ここの読者にとっては、当方のBlog記事程にうざくない?だろうが。かつては、当方も本名のメルアドを使いWebでもそれを名乗り、少しは活動していた。外国語は苦手なのだが、外人さんも来る区画に日本語で情報掲載をしてもいた。そんな関係で、今ではもそのMialBoxは悲惨な状況なのだ。
SpamMail.png そういった理由もあって今では、ML参加もmireでフリーメールを利用している次第だ。そうは言っても昔から使って来たMailアドレスを変更する気にもなれず、日々格闘しているが、最近では50KB超のSPAMメールが多発する様になり、我が愛すべき(義務)契約プロバイダが提供するWebメールシステム上の迷惑メール対策ボックス振分(だけ)機能では、容量制限10MBに直ぐに達してしまい役に立たないことも発生して来ている。最近では、お薬販売関係の画像付SPAMメールがまだまだ可愛く思えてきた。
 多分、当方の契約プロバイダにしてみれば、「有償で容量を増やしてよ」ということになるのだろうから、全くあてに出来ない。まあ、一番いいのは、他のプロバイダと平行して契約し、自前サーバで対策出来様にして、主利用mail addressを切替えで行くことかと思うが、今は先立つ費用の工面がままならない。ふがいないが、今はまだ右の画面を時々開いて、湯水の様に降ってくるSPAMを手で消去するしかないのだろう。

 Linuxのリハビリが済んだら、何処か出費を絞って自宅サーバを始めようかな。それともレンタルサーバで暫くお茶を濁すかな。結論の見えない、只のぼやきでした。
posted by Mire at 15:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ぼやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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