2011年07月21日

DPMS設定とCPUSpeed1.5によるLinuxマシンの節電省エネ化

 昨今のLinuxの場合も、Install直後の既定設定では省エネ関連の設定は一切なされていない。精々、近いものとして、NotePC向けの電源管理にの設定で、ノートPCを閉じた時のサスペンドやハードディスクの回転停止、そして、画面をSleepにしたり、アイドル状態で画面を暗くするといった程度のものに過ぎず、期待出来る省エネをもたらす様なものではない。
 PCではざっくり言うとディスプレイで等の外部機器で半分、残り半分をCPUを中心とするPC側で電力消費をしている。そう考えると、先ずはディスプレイを含む外部接続機器を未使用時に自動で止めることが出来れば消費電力を半減出来ることになる。

 また、アイドル時のCPU本体のクロック周波数を変更することで、駄々の温風ヒーターとなっている不要な電力消費を低減することも出来る。本稿では、この2つについての対応方法と関連について、はじめにDPMS設定によるディスプレイの省エネについて簡単に記述させて頂いた上で、続いてCPUSpeed1.5によるCPUのクロック周波数の制御について書かせて頂く。

DPMS設定

 DPMSは、Display Power Management Signaling の略で、VESAにあるディスプレイ省電力モードの標準規格であるので、市販されている今時のディスプレイであれば恐らくほとんどが対応しているので、PC側より規格通りの信号送出でディスプレイの省エネ制御が出来るはずだ。
 LinuxOS側の対応状況を確認したかったら、先ずは次の様にコンソール上で叩いて試て欲しい。




mire@mire-FMVNF75YD:~$ xset q
Keyboard Control:
auto repeat: on key click percent: 0 LED mask: 00000000
XKB indicators:
00: Caps Lock: off 01: Num Lock: off 02: Scroll Lock: off
03: Compose: off 04: Kana: off 05: Sleep: off
06: Suspend: off 07: Mute: off 08: Misc: off
09: Mail: off 10: Charging: off 11: Shift Lock: off
12: Group 2: off 13: Mouse Keys: off
auto repeat delay: 500 repeat rate: 30
auto repeating keys: 00ffffffdffffbbf
fadfffefffedffff
9fffffffffffffff
fff7ffffffffffff
bell percent: 0 bell pitch: 400 bell duration: 100
Pointer Control:
acceleration: 2/1 threshold: 4
Screen Saver:
prefer blanking: yes allow exposures: yes
timeout: 0 cycle: 0
Colors:
default colormap: 0x20 BlackPixel: 0 WhitePixel: 16777215
Font Path:
/usr/share/fonts/X11/misc,/usr/share/fonts/X11/100dpi/:unscaled,/usr/share/fonts/X11/75dpi/:unscaled,/usr/share/fonts/X11/Type1,/usr/share/fonts/X11/100dpi,/usr/share/fonts/X11/75dpi,/var/lib/defoma/x-ttcidfont-conf.d/dirs/TrueType,built-ins
DPMS (Energy Star):
Standby: 0 Suspend: 0 Off: 0
DPMS is Enabled
Monitor is On


 これは、当方のUbuntu10.10上での実行例だが、「xset q」の実行で後半にある「DPMS (Energy Star):」以下の記述があれば望みありと言うことであろう。

 ここの記述は現在の設定を表している訳だが、「Standby: 0 Suspend: 0 Off: 0」とすべてゼロ秒となっているのでこのままでは機能しないことが判る。

 その上で、スタンバイ状態移行: 120秒、サスペンド状態移行: 240秒、電源断移行: 480秒に設定するなら次の様にする。




mire@mire-FMVNF75YD:~$ xset dpms 120 240 480
mire@mire-FMVNF75YD:~$ xset q
Keyboard Control:
auto repeat: on key click percent: 0 LED mask: 00000000
XKB indicators:
00: Caps Lock: off 01: Num Lock: off 02: Scroll Lock: off
03: Compose: off 04: Kana: off 05: Sleep: off
06: Suspend: off 07: Mute: off 08: Misc: off
09: Mail: off 10: Charging: off 11: Shift Lock: off
12: Group 2: off 13: Mouse Keys: off
auto repeat delay: 500 repeat rate: 30
auto repeating keys: 00ffffffdffffbbf
fadfffefffedffff
9fffffffffffffff
fff7ffffffffffff
bell percent: 0 bell pitch: 400 bell duration: 100
Pointer Control:
acceleration: 2/1 threshold: 4
Screen Saver:
prefer blanking: yes allow exposures: yes
timeout: 0 cycle: 0
Colors:
default colormap: 0x20 BlackPixel: 0 WhitePixel: 16777215
Font Path:
/usr/share/fonts/X11/misc,/usr/share/fonts/X11/100dpi/:unscaled,/usr/share/fonts/X11/75dpi/:unscaled,/usr/share/fonts/X11/Type1,/usr/share/fonts/X11/100dpi,/usr/share/fonts/X11/75dpi,/var/lib/defoma/x-ttcidfont-conf.d/dirs/TrueType,built-ins
DPMS (Energy Star):
Standby: 120 Suspend: 240 Off: 480
DPMS is Enabled
Monitor is On
mire@mire-FMVNF75YD:~$


 ご覧の通り、「xset q」の出力で設定値だけは少なくとも変わっていることがわかると思う。後は、実地にアイドリング・テストで確かめるしかない。尚、当方の場合、少なくともサスペンド迄は機能していることが確認出来たのでそれで良しとしている。

 尚、液晶モニターの場合、画面信号が黒になって、一見光っていない様に見えてもバックライトが光っている場合もある。テストに当たっては部屋の照明も消して暗くして確かめて頂きたい。

 さて、ディスプレイの省エネ節電についてはこの程度にして、次に移らせて頂く。

CPUSpeed1.5

 CPUSpeedについてはこのBlogでも数回触れているのでリピーターの方なら、ご存知の方もいるかと思うが、その当時に当方が利用していたものは、バージョンが古いものであったので、以前とは、その設定がガラリと変わってしまっている。

 そして今回は、Ubuntu10.10への導入ということで、最新版のCPUSpeed1.5のソースからのInstallということになることをお断りしておく。旧バージョンの場合は以前の記述の方が近いかもしれない。その場合は以前の記事を参考にして頂きたい。

 尚、前稿でソースからのインストールを可能にする為に「build-essentials」を導入済みを前提に話を進めさせて頂く。

 CPUSpeed1.5のソースからのInstallは、標準で、RedHat、SUSEそしてDebianに対し準備されていて、make時にそれをオプション指定してInstallすることになる。当方の場合はUbuntu10.10だったのでMakeFileの改造の必要性を考えていたのだが、UbuntuはDebian系なので「make install_debian」で済ませることが出来た。



mire@mire-FMVNF75YD:~/ダウンロード$ wget http://www.carlthompson.net/downloads/cpuspeed/cpuspeed-1.5.tar.bz2
mire@mire-FMVNF75YD:~/ダウンロード$ tar xvjf cpuspeed-1.5.tar.bz2
cpuspeed-1.5/

cpuspeed-1.5/CHANGES

cpuspeed-1.5/CONTRIBUTORS

cpuspeed-1.5/EXAMPLES

cpuspeed-1.5/FEATURES

cpuspeed-1.5/Makefile

cpuspeed-1.5/README

cpuspeed-1.5/USAGE

cpuspeed-1.5/cpuspeed.cc

cpuspeed-1.5/cpuspeed.conf

cpuspeed-1.5/cpuspeed.rc.debian

cpuspeed-1.5/cpuspeed.rc.redhat

cpuspeed-1.5/cpuspeed.rc.suse

mire@mire-FMVNF75YD:~/ダウンロード$ cd cpuspeed-1.5
mire@mire-FMVNF75YD:~/ダウンロード/cpuspeed-1.5$ make
gcc -Wall -fno-exceptions -c -Os cpuspeed.cc
cpuspeed.cc: In function ‘int main(int, char**)’:
cpuspeed.cc:1230: warning: ignoring return value of ‘int daemon(int, int)’, declared with attribute warn_unused_result
gcc -Wall -fno-exceptions cpuspeed.o -o cpuspeed
strip cpuspeed
mire@mire-FMVNF75YD:~/ダウンロード/cpuspeed-1.5$ sudo make install_debian
[sudo] password for mire:
cp -f cpuspeed /sbin
cp -f cpuspeed.rc.debian /etc/init.d/cpuspeed
test -f /etc/default/cpuspeed || cp cpuspeed.conf /etc/default/cpuspeed
update-rc.d cpuspeed start 40 S .
update-rc.d: warning: /etc/init.d/cpuspeed missing LSB information
update-rc.d: see
System start/stop links for /etc/init.d/cpuspeed already exist.
/etc/init.d/cpuspeed restart
* Stopping cpuspeed: [OK]
mire@mire-FMVNF75YD:~/ダウンロード/cpuspeed-1.5$

 結果として、当方のPCのCPUクロックは目出度くベースクロック800MHzから定格のクロック2GHz迄、2コア独立で負荷変動出来る様になった次第だ。これはKDEシステムガードというKDE系のシステムモニターである。自由に設定が出来るので、この様に周波数変動をコア別とその平均についてリアルタイムなグラフで確認できる。興味のある方は「ksysguard」をコンソールで叩いて試ることをお奨めする。
CPUSpeedによるクロック数低減例

























posted by Mire at 06:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | Linux | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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